郡山で核と汚染水反対集会
11月3日、郡山市で「『新地町の漁師たち』上映会&小野春雄さんのお話し」を開催した。
司会は、「ウクライナやパレスチナの虐殺と戦争、そして汚染水海洋放出を許さず闘おう」と反戦・反核闘争への決起を強く訴えた。主催者あいさつを3・11実共同代表の椎名千恵子さんが行った。
映像と音楽は、原発事故と放射能による生活破壊、その中での漁師たちの必死の努力と怒りを伝えている。
講演で小野さんは、漁民の現状、放射能汚染水の海洋放出強行に対する怒り、放出を受け入れた内堀雅雄福島県知事への怒りを語った。続いて「希望の牧場」の吉沢正巳さんは、浪江町請戸(うけど)での魚の放射能検査を自己の闘いとして行う決意を語った。
質疑応答で小野さんは、「今はまだ、『食べて応援』キャンペーンで魚は売れているがいつまでも続かない。将来が見えない現状を作っている汚染水海洋放出を止める世論を作っていこう」と熱く語った。
松川事件研究の第一人者であるIさんは、「松川事件も原発・汚染水も根っこは同じでつながっている」と話した。小野さん、吉沢さん、Iさん各々が生涯の闘への覚悟を語り、会場全員の心が一つとなった。
集会のまとめでは、核武装のための汚染水海洋放出許さず戦争を止めよう、人間が人間らしく生きられる社会を作ろう、11・19日比谷へ行こうとの訴えがなされた。後日、参加者のBさんは、「反戦闘争が他人事でなく自分の闘いだと肌で感じられた」と感想を語ってくれた。
福島は全国の闘う仲間と共に11・19国際反戦大闘争へ総決起します。(3・11反原発福島行動実行委員会 吾妻道子)
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