原発への怒り、福岡で15000人結集！　玄海原発再稼働を許すな！

　１１月１３日、「さよなら原発！福岡１万人集会」が福岡市・舞鶴公園で開かれ、九州全県をはじめ沖縄、韓国から１万５０００人（主催者発表）の労働者市民が結集し、７０年闘争以来の高揚した闘いになりました。
　舞鶴公園いっぱいに埋めた１万５０００名の中心に青年や労組、各界各層の人士が立ち、小さな子ども連れの姿も目立ちました。原発廃炉を求める広範な怒りが、９・１９明治公園６万人結集を引き継いで大きく燃え広がりつつあります。 
 

　集会後、思い思いの旗やノボリ、横断幕をかかげ、「なくそう原発！」と訴え、３方向に分かれて天神までデモ行進を行いました。天神到着後、デモ隊の一部は、九電本社前の抗議に向かい、「玄海原発再稼働弾劾！」「真部・松尾は辞めろ！」と怒りのシュプレヒコールをあげて気勢をあげました。１１月２０日に結成予定のＮＡＺＥＮ福岡準備会もピンクの鮮やかなノボリをひるがえし、デモ行進しました。
　本集会は、呼びかけ人などが、それぞれの立場から「原発をなくそう」と訴え、集会の最後に読み上げられた集会宣言は、「二度と悲惨な原発事故を繰り返してはならない。ここに集まった１万５０００人余の意志としてすべての原発の廃炉を求める」と呼びかけました。
　集会の前段では、会場の回りを囲むように５７団体が出店し、演壇では、シンポジウムや沖縄エイサー、韓国舞踊など歌や踊りが行われました。合同労組レイバーユニオン福岡、国鉄闘争全国運動・九州、百万人署名運動福岡県連絡会もそれぞれ出店を出し、参加者と熱い交流を行いました。
　九電が野田政権と経済産業省の差し金で強行した玄海原発４号炉再稼働は断じて許せません。また「やらせメール」を開き直っている九電の真部社長と松尾会長、さらに古川佐賀県知事を絶対に許してはなりません。１１・２０ＮＡＺＥＮ福岡結成集会は、その怒りの高まりをさらに大きなものにしていく闘いの開始です。反原発と国鉄を軸に共に闘いましょう。
（福岡・H）