関西労組交流センター、自治体労働者部会・教労部会が討論集会
11月13日、関西労組交流センター自治労部会・教労部会は、大阪市浪速区で「橋下も平松もぶっとばせ!討論集会」を開催し、5府県・19単組から45人の仲間が参加した。
奈良市従の仲間が開会を宣言し、まず大阪市教組の仲間がミニ学習会として「橋下・維新2条例の核心は何か」について提起した。つづいて豊中市職の仲間が「新自由主義に対して絶対反対で闘う労働組合、ストライキで闘う労働組合をつくりだそう」という基調報告を提起した。
講師解雇撤回闘争をつらぬき11月集会に組織賛同・登壇発言するにいたった日教組奈良市の闘いの報告、新自由主義のムラ丸ごと更地化・医療センター明渡し攻撃と闘う八尾北医療センター労組の報告を受けて、自治体労働者・教育労働者がつぎつぎと発言した。
「大阪市では『橋下が来たらたいへんだ』という声もある。平松への怒りも高まっている。具体的闘争方針をもって職場に登場することによって、労働者のさまざまな怒りと結合することができる」
「労働者はさまざまな激突の中で階級的非和解性をつかみとっていく」
「ストライキという明確な旗をかかげて、単組・支部・分会・職場、どんな単位でも権力をとりに行こう」
「具体的攻防の中で議論し闘っていく。ここで自分をはっきりと出すことだ。ストライキ方針を真正面から提起してこそ、職場の仲間の本当の思いや実践的課題も明らかになる」
この日は大阪市長選告示日で、これから2週間、首切り・賃下げ・組合つぶしを競い合う橋下と平松が、市内をわめきまわる。
政府・財界が推進する「復興特区」は、労働基準撤廃/農漁業の株式会社化/法人税ゼロ化など、労働者・民衆への犠牲転嫁によって資本家がぼろ儲けするものであり、これを全国に拡大しようとたくらんでいる。「首切り自由・賃下げ自由」の強要をたくらむ橋下・維新の条例案もまったく同じだ。新自由主義で社会をおおいつくすことこそが「大阪都構想」の正体だ。
連合も全労連も、橋下の人格や手法を批判するだけで、《支配階級がついに道州制・公務員首切りの決戦に打って出てきた》《労働組合をめぐる攻防》という核心を見すえようとしない。日共も塩川一派も、橋下に「対抗」して「5000人削減」をかかげる平松を支援するありさまだ。
支配階級の攻撃に対して「絶対反対」で闘い勝利することができる、今こそストライキで反撃しよう。(大阪T)
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