動労西日本 福知山駅で第1波スト 「要員ふやせ」を掲げ
3月1日、動労西日本は山陰本線福知山駅で18春闘第1波ストを決行した。福知山駅信号所で勤務する原田隆司近畿支部長が、職場の労働者の「要員を増やしてほしい」という切実な要求を実現するため、指名ストに立った。ストは「福知山駅に必要な要員を確保せよ!」「JR・関連会社問わず一律10万円の大幅賃上げを!」「契約社員制度を廃止し全員を正社員に!」を掲げて闘われた。
JR西日本福知山支社前でのスト突入集会には、動労西日本近畿支部の組合員を先頭に、関西から約30人の仲間が駆けつけた。
東元・会計監査委員の司会で午前8時5分からスト突入集会を開始した。冒頭、大江照己委員長が、新幹線台車事故へのJR西日本の対応と、三江線廃止への怒りをたたきつけた。ストに立った原田支部長は決意表明で「職場の仲間の意識が変わってきている。要員不足に怒りがあるが、これまではなかなか闘いにならなかった。しかし、今は1時間30分のストライキでも仲間を獲得する力がある。職場の仲間はストライキへの期待を次々に寄せてくれた」と発言した。
京都府職労舞鶴支部長の長岡達也さんが国鉄分割・民営化と31年闘いぬいた動労西日本を激励し、京都府による大森靖之さんの解雇を撤回させる闘いの開始を宣言した。大阪市職の赤田由行さん、八尾北医療センター労組、奈良市従の労働者、関西合同労組、全国水平同盟、婦人民主クラブ全国協、北摂労組交流センター、神戸市の保育労働者、ユニオン自立、全国金属機械労組港合同の木下浩平執行委員の発言が続いた。
原田支部長が再度決意を述べ、山田和広書記長がJR西日本本社前行動を提起し、東会計監査委員がリードしてシュプレヒコールを上げた。
スト前日の2月28日、JR西日本社長の来島達夫らが新幹線台車事故について記者会見した。川崎重工から納入された新幹線車両のうち101台で、台車の鋼材の厚さが基準以下だったが、「超音波検査の結果、強度に問題はない」ので、運行しながら順次、台車を交換するという。恐るべき安全無視だ。このJR西日本を徹底弾劾してストは打ち抜かれた。(動労西日本書記長・山田和広)
この記事へのコメントはありません。