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子ども福島の12・11企画「生活村&デモ」

s20111214c-1.jpg 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(子ども福島)の12・11企画、生活村&デモに参加しました。生活村は延べ参加者は150人くらい。みな思い思いに、子ども特区、小さな映画村、テーブルトーク、知識普及村、やさい村にそれぞれ分かれて、あるいはそれらをはしごしての参加。
 テーブルトークは、ホットスポットをかかえて住民が力をあわせて行政とたたかっている各地域を代表して、福島市渡利地区、川俣町、二本松市から住民代表を招き、2時間を超える白熱した討論となりました。代表の人たちはみんな、3・11までは「普通の会社員でした」「普通の親でした」という人ばかり。東電はもちろん、国と県、そして地元行政のあまりの無責任さに業を煮やし、少しづつ運動に立ち上がっていったという人たちばかりでした。 

s20111214c-2.jpg 東電相手に30分も電話で抗議したりしている一般参加者の人が、自らの無力感から発したものでもある「あなたたちの運動が過激だから、今日もこれしか集まらないのでは? 運動が広がらないのではないか?」という問題提起を発端に、議論は進みました。住民代表の人たちは、それぞれが地元での署名集めなどで、似たような意見に遭遇しており、丁寧に、時に自問自答しながら、敵は東電であり国であることを確かめ合っていく方向に論議を進めていきます。「被害者同士が非難しあってはならない」「支持政党や政治信条の違いを超えてみんなでどう力をあわせていくか」という問題意識に常にこだわって、地元でもぶつかっている壁を越え、運動を広げていくために真剣に議論する姿。冒頭の質問者も次第にうなずいていく。
 「40万、8万の賠償」で一切を終わりにしようとする東電と国の「収束キャンペーン」が本格化する中、いま運動の側もひとつのターニングポイントを迎えているといえます。「フクシマの怒り」の炎を燃やし続け、原発絶対反対の非和解性を貫いていく運動をいかにつくっていくのか、そうした大事な事にひとつのヒントをもらったような討論会でした。
 子ども特区はTOMI翔と一緒に子どもたちが思いっきり大きな紙に絵を描くアート広場。子どもたちが「原発いらない」「原発大嫌い」のストレートな怒りを絵にした感動的な巨大アートが完成。早速、子ども福島の事務所に貼られました。
 デモは100人が寒風をついて、青年の太鼓隊を先頭に、元気に「原発いらない!」「福島返せ!」を声の限りにサウンドデモが、また、メッセージボードを掲げて静かな怒りをサイレントデモが、市民にアピール!
 デモ後は子ども福島とNAZENと全学連の団結カラオケ大会。互いに9ヶ月間のたたかいの労をねぎらいながら、3・11の「フクシマの怒り」の爆発に向けた次なるステップへと団結をうち固める場となりました。(福島・E) 

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