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NAZENみやぎを結成

s20111214d-1.jpg 12月11日、仙台弁護士会館で「すべての原発いますぐなくそう!全国会議みやぎ結成集会」を100名の参加で勝ちとった。南相馬市から仙台に避難してきたという方も友人連れで参加し、県内各地からも多彩な人々が結集した。集会には、「女川原発廃炉」を掲げて初当選した阿部美紀子さん(女川町議)から、「東北電力は女川原発再稼働にむけて、4月にも防潮堤を完成させ、周辺4200戸に戸別訪問をし、安全説明を行っている。すべての原発の廃炉を目指し、共に闘いましょう」とメッセージが寄せられた。 

s20111214d-2.jpg 集会では、子どもたちを放射能から守る福島ネットの佐藤幸子さんがフクシマからの訴えを行い、フクシマの怒りとガッチリつながった。「当初は、『不安を煽るようなことを言うな』と言われ、地域や職場、家庭のなかで分断が起きた。それがとても辛かった」「テレビでは枝野官房長官が『直ちに影響はない』と繰り返したが、私には『将来、必ず健康に影響はでる』と聞こえていた」と立ち上がるまでの苦闘が話された。
 続けて「最近、福島県民を対象に大人8万円、子ども40万円出すという話が出てきているが、それで誰が納得できるというのか」と激しく弾劾し、最後に「いま私たちがやっているのは、命が一番と思っている99%の人と、命よりもお金が大事だと思ってs20111214d-3.jpgいる1%の人との戦い。今回のことは、原発を止めれば何とかなるというだけの問題ではない。そのために、自分が何をするのか」「ぜひ、福島のことを知ってほしいし、周りの人に伝えてほしい。そうすれば絶対につながることができる。原発をなくすまで一緒にがんばりましょう」と締めくくった。佐藤幸子さんの訴えは、会場に集まったすべての参加者の心を揺さぶった。
 発言の冒頭に、NAZENみやぎ呼びかけ人でもある織田信夫弁護士が訴えた。「実家は大熊町で、いま兄はいわき市の仮設住宅に避難している。お墓も3キロ圏内で、もう行くことはできない。ずっと原発には反対していたけれども、大きく声を上げてこられなかったことは、本当に悔しい思いでいっぱい。いまこそ人民の力を結集させなければならない」と力強く訴えられた。
 仙台市職労の仲間は、「3・11大震災のとき、区の誤った指示で津波に巻き込まれ2人の仲間が殺され、さらに9月の台風でも2人の仲間の命が奪われたことの責任を追及して闘う」と鮮明な決意が表明された。婦民宮城支部の仲間からは、「仙台市の給食牛乳から38ベクレル/㎏が検出された。市教委に申し入れをしていく」とのアピールが行われた。他にも、全金本山労組、教育労働者、郵便局で働く青年、みやぎ連帯ユニオン、そして東北大学学生自治会の仲間からも訴えがされた。
 集会の最後に、NAZENみやぎ呼びかけ人の神保美彦さんから、福島に医療拠点を建設しようというアピールが発せられた。次は、3・11福島現地大集会だ。反原発の怒りを一つにし、福島に闘う労働運動の拠点をつくりだし、9・19を超える福島現地闘争を爆発させよう。(宮城)
 

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