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福島原発事故3周年 台湾で今年も10万人の反核デモ

20140310a-1.jpg 3月8日午後、台湾の台北、台中、高雄、台東、宜蘭、苗栗、台南、屏東などの8都市で一斉に、反核の大デモ行進が行われた。その参加者数は10万人といわれ、福島原発事故が3周年を迎える中で、全世界で反原発の運動が高揚している。この日は雨であったが、台湾の労働者大衆の決起は雨をもものともせずに爆発し、全台湾で反原発を訴えた。

 台湾では現在、3つの発電所で計6基の原発が稼働しており、さらに第4原子力発電所(2基)が新北市(元は台北県に属していた)に建設中である。この第4原子力発電所は実質的に日本の原発輸出に20140310a-2.jpgよって建設されており、一号機原子炉が日立製作所、二号機原子炉が東芝、各発電機が三菱重工業からの輸出によるものである。当初から反対運動が激しく、第2原子力発電所の排水口から背骨の曲がった魚が大量に発見されるなどの事件(1993年)が起こり、さらに建設中に事故が相次いで、すでに計画から30年、建設(1999年)から10年以上を超えているが、いまだ完成していない。しかし現在、核燃料を搬入する前の試運転に入るところまで来ているという。
 福島原発事故の中で、台湾の労働者大衆は、日本の原発輸出によって建設されている第4原子力発電所の危険性を見て取り、同時にすべての原発を廃棄する歴史的な闘いへの決起を開始した。8日1420140310a-3.jpg時から、台北では市内3箇所に集合してデモに立った。「私は人間だ! だから核に反対する!」「原子力発電所をつくるな! 廃棄しろ!」と叫びながら台北市内を埋めるデモを実現した。さらに17時30分に総統府前に通じる凱達格蘭大道に集まり、夜まで総統府前で反核大集会を開催した。
 福島原発事故への怒り、日帝の原発輸出への怒りが、台湾全土を揺るがし、3月11日の日本の労働者・青年の決起と一体となって台湾の労働者・青年が立ち上がっているのだ。
 フクシマと連帯した台湾、そして全世界の決起とともに、何よりも私たちは福島(郡山)での3.11集会の爆発を勝ち取らなければならない。
 残された時間、全力のオルグを尽くし、国鉄闘争と連帯して、3.11郡山20140310a-4.jpg集会に集まろう!(K)

*写真はすべて、この日の集会、デモの写真です。

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