「福島と連帯して、安倍政権と真っ向対決!」3・1国際婦人デー広島行動
3月1日、広島市中区の幟会館で、「福島と連帯して、安倍政権と真っ向対決!」を掲げ国際婦人デー広島行動が開催され、51人が参加しました。婦民全国協福島支部の高橋恭子支部長を迎えての集会後に広島市内中心部をデモ。「女性は金もうけの道具じゃない! 安倍の女性活用 お・こ・わ・り!」「女たちの団結大きな力! 労働組合作ってたたかおう!」と太鼓にあわせた元気なシュプレヒコールは、街行く世代をこえた女性たちの注目を大いに集めました。
集会では婦民全国協広島支部の今川美恵子支部長が基調を提案。「安倍政権は、「女性の活用」を成長戦略の中核と位置付け、女性の労働力を安く使い切ろうとしている。若年女性の貧困を「自己責任」と切り捨てる一方、安倍の応援団・NHK経営委員の長谷川三千子は「女性が家で子を産み育て、男性が妻と子を養うのが合理的」などと言う。怒りは沸騰している。安倍政権は一日も許せない。ではどうやって倒すのか、職場に労働組合を作り、地域に婦民の団結を拡げてたたかえば勝てる。春闘をたたかい、3・11福島へ結集しよう」と力強く呼びかけました。
続いて高橋恭子さんが「3・11から3年―福島の現状と訴え」と題し、1時間にわたって講演を行いました。3・11をもってすべてが激変する中、子どもを守るために必死に立ち上がった福島のお母さんたちとともに文科省へ、経産省前へと奔走した日々。バッシングをはね返して建設されたふくしま共同診療所。被曝労働拒否にたちあがった動労水戸や国労郡山工場支部のたたかい。そして今年1月の婦民全国協福島支部結成。安倍政権と最前線で対決し団結を拡げてきた福島の闘いの報告に参加者全員が感動し、3・11福島行動をともに闘う決意を固めました。
講演を受けて意見表明に移り、NPO法人よもぎのアトリエの室本けい子さんが福島の保養の取組みをアピール。続いて女性労働者が次々と発言に立ちました。高陽第一診療所労組からは「福島と連帯して内部被曝とたたかい、新自由主義攻撃に労組が先頭でたたかう」、広島連帯ユニオン草津病院支部から「使い捨ての駒のように働かせる合理化に絶対反対で闘い組織拡大をかちとる」と決意が述べられました。広教組の仲間は「安倍の戦争と新自由主義教育攻撃と対決し、「不起立処分撤回」の人事委員会闘争をたたかう」と元気に発言。自治労や自治労連でたたかう仲間からも職場で労組のたたかいと婦民活動で団結を拡げていくと自己解放性にあふれた発言が続き、最後に広島連帯ユニオン・婦民広島支部の森実智恵美さんの閉会あいさつで集会を終えました。
日本共産党系の新婦人などは「国連が定めた3月8日の国際婦人デー」「女性の地位向上とエンパワーメントをもとめ」などと言って、女性の怒りとたたかいを資本主義の枠内に必死に押しとどめようとしています。しかし、あふれる女性たちの怒りはこれを吹き飛ばし、階級的労働運動の前進を切り開き始めています。このことを確信させるものとして、広島行動は勝利しました。(投稿・広島支部H・I)
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