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三里塚反対同盟不当逮捕への怒り込め、裁判員制度廃止集会・デモが高揚!

s20110521b-1.jpg 「5・20を裁判員制度廃止記念日に!全国集会in日比谷」が5月20日夕、日比谷野外音楽堂で開催され820人が集会・デモを闘った。主催は裁判員制度はいらない!大運動。開会を前に東京高裁で不当逮捕の報が飛び込んできた! この日午後、日比谷公園近くの東京高裁で開かれた三里塚現地闘争本部裁判で仮執行付きの不当判決が出された。この不当判決に対し、弁護団はただちに仮執行停止を申し立てた。この決定を求めて申し入れ中だった三里塚反対同盟と支援の労働者、学生ら全員、なんと50人が不当逮捕されたというのだ! 裁判傍聴後、日比谷野音で集会参加を予定していた人も多い。 

s20110521b-2.jpg 破産している裁判員制度をやめないのも、原発を容認する判決を出し続け、きょうこの日に北原鉱治事務局長を始めとする大量不当逮捕を強行したのも、みんな同じやつらの仕業だ!
 怒りの中で始まった集会には、2人の裁判員候補者が登場した。福岡の「市民のための刑事弁護をともに追求する会」の吉田さんは、昨年12月に裁判員候補者通知=「現代の赤紙」が届きいた段階で「拒否する」と回答したが、今年3月2日に裁判員選任のための出頭命令が来たとのこと。出頭の当日は「裁判員拒否」「裁判員制度廃止」と書いたゼッケンを付け、裁判所前で印刷した「裁判員拒否宣言」を配布するところから始めて、裁判所の中でも裁判官の質問を受ける時もゼッケン着用をし続け、「辞退ではなく拒否です」と拒否宣言を堂々と読み上げて「拒否の闘いを貫いきました!」。会場から大きな拍手が応える。
 茨城の丹羽さんは2010年の裁判員候補者。1年前の日比谷公会堂での集会でも登場。実名を公開し呼び出し状も公開している。5・3憲法集会でビラを配っていると、職場にばれたら職を失うんじゃないs20110521b-3.jpgかと言われたとのこと、彼は「裁判員になったら死刑判決に加担させられるかもしれない。人殺しになるより、職をなくそうと構わない」と毅然と答えたそうだ。丹羽さんは最後に「相撲で言えば敵の両足が俵にかかっている。あと一押しを浴びせて砂かぶりにたたき落とそうではありませんか」と呼びかけた。こうした闘いが裁判員制度を存続の危機まで追い詰めたのだと、納得した。
 また、裁判員制度スタートから2年間で組合員5人と家族1人が裁判員候補者になったという動労千葉からは川崎昌浩さんが発言し、「労働組合の団結を破壊する裁判員制度には絶対反対。人の命を奪うかもしれないと悩み、守秘義務でがんじがらめにされたら電車を運転中に事故を起こしかねない。裁判員制度も原発もやめさせよう!」と呼びかけた。
高山俊吉弁護士が「けさのNHKニュースで裁判員裁判に参加してよかったと思う人が増えているなんて言っていたが、みんなが裁判員になりたくないと辞退するものだから、自民党に投票した人に自民党の支持率を聞いているようなものになっている。裁判員制度という国策、国策の原発、この国策を廃止s20110521b-4.jpgする力を私たちは持っている。みんなの力で裁判員制度を廃止しましょう!」
 全国各地で裁判員制度廃止を闘っている人々が壇上に勢ぞろいし、長崎から北へとそれぞれ地元でのね取り組みを報告した。地道な闘いか運動の広がりとなっている。
 デモは東京電力本社前を通り、銀座へ! 「人を裁くより、被災地を救援しよう!」「裁判員制度も原発も廃止させよう!」のシュプレヒコールと一緒に拳を突き上げる若者たち。女性たちも笑顔で手をふり、拳を突き上げて声援。街の反応がビビッドだ。5・15沖縄闘争のデモのようだ。原発への怒りと裁判員制度廃止がピタッとくるのだ。みんなの気持ちが一つになっている!
 デモを終えて高山俊吉弁護士が参加者に呼びかけた。「近い将来、裁判員制度廃止をかちとろう!」(M) 

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