反戦反基地横田デモ 基地に迫り実力闘争
侵略拠点化に怒り
改憲・戦争阻止!大行進東京、同三多摩は5月31日、米軍横田基地(東京都福生市)を直撃する反戦反基地デモを闘った。雨の中90人が結集し、デモ後は米軍への申し入れを妨害する機動隊と激突して基地に迫る実力闘争を闘い抜いた。
デモに先立つ集会では、闘いの基調報告を大行進三多摩の大山尚行さんが行った。大山さんは、「米第7艦隊の母港とされている横須賀基地、在日米軍司令部が置かれている横田基地は、沖縄の米軍基地に次ぐ日米安保体制の実体であり、中国侵略戦争の軍事拠点以外の何ものでもない」と切り出し、横田基地の在日米軍司令部が中国侵略戦争の前線司令部へとアップグレードされようとしていることを弾劾。「沖縄の闘いと連帯し、怒りをみなぎらせて、首都・東京において日本帝国主義打倒の反戦闘争を大爆発させていこう」と提起した。さらに、1年前に大行進三多摩の指導的男性メンバーが起こした女性差別事件とその居直り的脱落・逃亡を許したことについて謝罪し、「女性差別と対決して闘う大行進運動への変革と飛躍をやり遂げ、6・14芝公園への大結集へ闘いたい」と決意を明らかにした。
続いて大行進神奈川、同東京北部、同東京、全学連が発言。それぞれが沖縄闘争でつかんだ「基地の島」の現実、米兵による女性暴行事件、沖縄戦の史実の抹殺と日本軍賛美、天皇の沖縄訪問に対する怒りを爆発させ、6・14大結集へ闘う決意が語られた。
いよいよデモに出発。横田基地第2ゲートへ向かうデモは沿道から大注目を集め、店内から出てきてビラを受け取る人も多かった。
デモ終了後、部隊は航空自衛隊横田基地司令部と在日米軍司令部への申し入れのために再び第2ゲート前交差点に移動。しかし機動隊は何の法的根拠も示さず阻止線を張り、ゲート側に渡ることを妨害してきた。部隊は怒りを爆発させて機動隊と激突した。「米軍基地を守る警察を許さないぞ!」——ついには大型車両を横断歩道上に停車させる挙に出た機動隊を徹底弾劾し、その場で申入書を読み上げ、怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。
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