全ての職場にたたかう労働組合を作ろう! 3・8広島春闘集会を開催
3月8日、広島市内において「全ての職場にたたかう労働組合を作ろう! 3・8広島春闘集会」が広島県労組交流センター主催で、新しい仲間も加え50名の結集で開催された。
広島連帯ユニオンの鈴木範雄委員長が開会のあいさつ。ユニオン青年部組合員に対する「株式会社サンナビ」の解雇攻撃について「めちゃくちゃな解雇であって何が何でも撤回させる」と決意を述べ、さらに「14春闘スト権を100%の批准で確立した。スト権を背景に各職場で闘う」と述べた。
広島連帯ユニオンの宮原亮青年部長が基調報告。「14春闘は『労働者の力でこの社会を根本から変革しよう』とストレートに訴えた都知事選でスタートした。新自由主義の崩壊情勢の中で、安倍は戦争と改憲、解雇自由、10割非正規化に絶望的に突き進んでいる。安倍を打倒する14春闘後半戦へ。各職場での新自由主義と対決する闘いへ。とりわけ広島連帯ユニオン組合員への解雇攻撃を、安倍政権の『解雇自由』の攻撃との対決としてユニオンと交流センターの総力で粉砕しよう」と提起した。
特別報告として、2月28日にブラック企業=サンナビによっ不当解雇の通告を受けた広島連帯ユニオン・広島地域支部のF組合員が登壇。「まるで通販で買った商品をクーリングオフするように労働者を扱おうとしている。働く者にそういうことをしてはいけないと確信している。解雇を撤回させる」と述べ、会場からともに闘う決意を込めた拍手が鳴り響いた。広島地域支部の仲間は「安倍政権の進める解雇自由の先取りだ。組合としてこんな解雇を許すことはできない。勝ちにいく」と宣言した。2つめの特別報告として、高陽第一診療所労働組合が本集会前に開催した組合臨時大会の成功を報告した。組合員とともに登壇した森末一義委員長は、「組合として原則的な闘いをやり、職場の団結の力で外注化・非正規化・労組破壊の新自由主義と対決する」「福島とともに闘う拠点をつくる」と述べ、2人の組合員も発言した。
カンパアピールをはさんで決意表明に移った。動労西日本の大江照己委員長は14春闘勝利へ3・17ストライキに決起することを報告。「労働者が団結すれば切り開けない道はない。労働者が社会を作る。社会を変える」と力を込めた。自治体労働者は評価制度絶対反対で闘ってきた経緯や職場での苦闘を率直に語り、3・16統一行動への決意を述べた。広島連帯ユニオン草津病院支部は安倍政権の産業競争力会議での議論を「医療における本格的な非正規化攻撃」と暴露。「春闘要求を巡って職場で議論が起きている。反合理化・安全闘争をあらためて一から作る」とアピールした。中山崇志委員長も「獄中にいたので2年ぶりの春闘。今までの分をはらす」と決意表明。郵政労働者は「めちゃくちゃな過重労働で働かされている。青年労働者が生き生きと闘えるようにしていきたい」と発言した。
まとめのあいさつに立った広島連帯ユニオンの一貫田書記長が「3・11があり、新自由主義が行き詰まって、安倍政権は戦争に突き進んでいる。新自由主義をぶっ倒していくということがわれわれの回答だ。国鉄解雇撤回最高裁10万署名でそれをやろう」と訴え、動労西日本の大江委員長の音頭で団結ガンバローをやって締めくくった。国鉄決戦と都知事選が切り開いた地平に立って、青年を先頭に職場からの新たな決起と拠点建設、組合権力への挑戦が広島でも力強く開始されている。(投稿・広島連帯ユニオン・R)
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