ゼネストで戦争とめる 5・13〜15沖縄闘争 解雇撤回へ決意新たに IJBS労組支援共闘が総会
5月14日の夕方、那覇市の沖縄県青年会館で日本IBM・ビジネスサービス(IJBS)労組支援共闘会議・第4回総会が開催され100人が集まった。
IJBS労組のある職場はコールセンターで、契約社員・派遣社員が99%を占める外注職場だ。そこで労働組合として解雇撤回・非正規職撤廃・外注化粉砕を掲げて闘いぬいている。
開会あいさつに立った共同代表であり元基地労働者の水島満久さんは「1970年代、私は歴史を変えるようなゼネストを経験してきたし、自分もそれをつくってきた。しかし道半ばだった。政治と世の中を変える政治スト、ゼネストへ闘いはIJBS労組に引き継がれている」と激励した。
連帯あいさつを行った全国金属機械労働組合港合同の木下浩平さんは、「IJBS労組が沖縄の青年と結びつかないわけがない」とエールを送った。
続いて動労総連合の青年たちが壇上に並んだ。動労千葉青年部書記長の渡辺剛史さんは「4年前に沖縄に来たことが支援のきっかけになった。私たちの闘いは続けることが大事」と語り、動労水戸の照沼靖功さんが動労総連合青年部結成へ向け、組織拡大を実現する決意を表明した。
3年前に職場を解雇され、解雇撤回闘争を闘う仲宗根光洋書記長が基調を提起した。「職場は人手不足が続いていて、新入社員は十分な研修も受けられないで顧客との電話対応をさせられる。苦情が出たり業績が悪いと、労働者を管理職が呼び出し退職強要をする。こんな状況を許しておけないと、労働組合を結成した」と組合の原点を語り、3年間の解雇撤回闘争を振り返った。
そして「私たちは究極に非正規化された職場で解雇撤回を掲げ、2018年問題において職場内外で発生する大量の解雇者に対して、労働者全体の団結で資本や会社とも対等に闘えることを示し、ゼネストでもって戦争も止める」とこれからの闘いの方向性を明らかにした。
最後にまとめとして、富田晋委員長が発言に立った。「全島ゼネストを牽引(けんいん)した全軍労牧港支部青年部の闘いを引き継いで闘う。闘いは決定的な一人から始まり、沖縄ではそういう青年が何人も出てきている。これからも闘いぬきます」と決意表明し、総会をしめくくった。
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