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20万人の労働者人民が7・29国会前を解放区に!

s20120730a-1.jpgs20120730a-8.jpg 7月29日、国会包囲行動が闘われた。午後7時25分、国会前一帯の歩道を埋め尽くした労働者人民が警察の規制を突破し一斉に車道に飛び出した。それは一瞬のことだった。国会前の9車線の道路が200メートルにわたって完全に解放区となった。われわれを日々支配し抑圧する権力の支配空間の重要な一角を完全に突き崩した。これまでの人生で経験したこともない全身から沸き上がる解放感。そして国会に向かって進んで行く爽快感。大飯原発を再稼働した野田をたたきのめせ。東電や原子力村の連中、政治家や官僚ども、この連中を打ち倒さない限り労働者人民は生きられない。その巨万の怒りがついに大爆発したのだ。 

s20120730a-2.jpgs20120730a-3.jpg 労働者人民は国会前だけでなく、国会の周りをも完全に包囲した。国会は四方が人の波で埋まった。さらに溢れた人々は首相官邸前に向かい、官邸前の歩道も数百メートルにわたって制圧した。国会周辺から官邸周辺は20万人の労働者人民によって解放された。
 国会前では、労働者人民は国会正門に向かってさらに前へ進んだ。機動隊の指揮官がうわずった声を張り上げた。警察は慌てふためき阻止線を張り、機動隊バスを国会正門前に並べた。「警察は弾圧をやめろ!」デモ隊の抗議の声が周辺を揺るがした。その時だ。断じて許せないことに、警察は2人の参加者を逮捕した。ふざけるな! 逮捕するなら野田を逮捕しろ! 大飯原発を止めるために国会に押しかけるのは労働者人民の崇高な権利だ。生きるための行動だ。不当逮捕はさらに巨大な人民の国会前行動を呼び起こすだけだ。
s20120730a-9.jpg 国会前―首相官邸前制圧に先立ち、午後3時半、近くの日比谷公園に労働者人民が結集した。広い日比谷公園が、どこへ行っても人、人、人で埋め尽くされた。
 メイン会場の日比谷図書文化館前で行われた集会では、さようなら原発1000万人アクション呼びかけ人で作家の落合恵子さんが発言。落合さんは「猛暑でも電力は不足していない。市民の声を踏みにじってきたこの国に今度こそ答を出しましょう。原発ゼロだ。再稼働やめさせる。世界の原発止める。原発の輸出やめさせる。もちろんオスプレイだってダメ。沖縄の基地だってダメ。キャンドルの炎は消えるけど私たちの怒りを消すことはできない」と、声を涸らして訴えた。「そうだ!」の声と大きな拍手が一斉に上がった。
 午後4時、中幸門からデモが出発し始めた。警察は7・16代々木公園集会に続き、今回もデモ隊の寸断を図った。「早く通せ!」「責任者を出せ!」の抗議の声が飛び、「通せ! 通せ!」の烈しいコールが続いた。その怒りと勢いは警察を圧倒。デモ隊は大部隊となって、一梯団、一梯団と中幸門から出陣した。
 NAZENの部隊も勢い良く出発した。「原発いらない!」「枝野を許すな!」「再稼働やめろ!」「野田こそやめろ!」。はげしいコールが都心を突き進んだ。ブルーの全学連旗を見た通行人からは「全学連頑張れ!」の熱いエールが送られた。
s20120730a-4.jpgs20120730a-5.jpg 6月中旬からの一カ月半で、情勢は劇的に進んでいる。労働者人民は一回一回の行動を通して学び、急速に意識を変化させている。大飯原発再稼働によって、幾千万の労働者人民はこのブルジョア社会の欺瞞をすべて見破った。そして、生きるためには闘いが必要なことを自覚した。闘いのすばらしさ、勝利の解放感を知った。さらに闘いの前進が反動を引き起こし、この反動を叩きつぶしてさらなる前進が可能なことを学んだ。
 首相官邸前占拠に震撼した野田と警察権力は、権力の厳重警備で労働者人民を歩道から一歩も出さない体制を取った。だがそれは労働者人民の怒りの炎に油を注ぐものでしかなかった。今回の闘いは、あの偉大な7・16をもわずか10日余りで質的に超えてしまった。敵は首相官邸や国会、霞ヶ関に巣くう政治家や官僚どもとその手先・警察だ。こいつらをたたきのめすためにもっと人を集めよう、100万人集まって当然だと、国会前や官邸前に集まった誰もが思うようになった。
s20120730a-6.jpgs20120730a-7.jpg 7月20日の官邸前行動に参加した男性が語った「既存の体制は無くなって欲しい。ここに来ている人たちで新しい政府を作って欲しい」は、事実上の革命の要求だ。すでに先進的な人民の間にはこのような意識が芽生え始めた。この意識は普遍的であるがゆえに、瞬く間に数十万、数百万、数千万の意識となることは歴史が教えている。すべての労働者人民は7・29の高揚を引き継ぎ、8・6広島―8・9長崎反戦反核行動に集まろう。8・6広島大行動の爆発で野田を一歩も広島に入れるな! (H) 

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