新自由主義と対決する総合雑誌『序局』第3号が発行されました
「新自由主義と対決する総合雑誌」を掲げて昨年11月に創刊された『序局』の第3号がこのほど発行された。
「福島の怒りを共有する」を基本精神とし、第3号でも、福島の声を満載している。「原発と国鉄」を大きな柱として特集を組んでいる。冒頭の座談会では、福島の女たちの先頭で闘う佐藤幸子さんや椎名千恵子さんを始めとする反原発の闘いの最前列での討論が展開されている。ドイツ反核・反原発運動のゴアレーベン反対同盟のインタビューも。「JR外注化・非正規職化と闘う」の特集では、動労千葉・田中委員長の外注化阻止闘争の渦中でのロングインタビューと、元国労九州本部書記長・手嶋浩一さんの労働運動に対する熱い思いが掲載されている。「6・29動労千葉鉄建公団訴訟判決の意義」を葉山岳夫弁護士がていねいに説いている。
その他、広島、長崎、福島、青森、愛媛の反核・反原発の闘いの現場からの報告は貴重だ。諸論文も、それぞれ時宜にかなった重要な問題提起である。第2号から連載の「労働裁判の最前線から 労働者と歩む弁護士レポート」は、よりグレードアップされ、労働問題の攻防点が分かりやすく報告されている。
内容は以下の通り。
原発・国鉄 闘いは広がる
▼福島と官邸前 思いはひとつ――百万人デモで原発なくそう
座談会 佐藤幸子 椎名千恵子 渡辺馨 遠藤義人 織田陽介 富田翔子
▼米西海岸反原発行脚の2週間 椎名千恵子
▼ドイツゴアレーベン反対同盟、日独の連帯を語る
特集/JR外注化・非正規職化と闘う
▼動労千葉・田中康宏委員長に聞く
戦後労働運動の限界をのりこえる―動労千葉の外注化阻止闘争がめざすもの
▼元国労九州本部書記長・手嶋浩一さんが語る
闘う労働運動を広げよう 国鉄にそしてあらゆる職場に
▼6・29動労千葉鉄建公団訴訟判決の意義 葉山岳夫
特集/内部被曝許さず再稼働阻止へ
▼「黒い雨」と内部被曝 高野正明 牧野一見(広島)
▼見えない核の恐怖と戦う福島と共に 城臺美弥子(長崎)
▼翻弄され続ける双葉……「いま」 柴口正武(福島)
▼福島の農民として被曝と闘う 鈴木光一郎(福島)
▼原発=核燃=核武装と対決する 間山正茂(青森)
▼被曝労働を許さず全原発の廃炉へ 宇都宮理(愛媛)
▼危険な伊方原発、訴訟で明らか 近藤誠(愛媛)
▼連載 経済先読み③ 本番迎える世界大恐慌 島崎光晴
▼連載 白井佳夫の現代映画論講座/レニ・リーフェンシュタールは戦争犯罪人だったのか?(その2)
▼キムジンスクと韓進重工業―85号クレーン籠城闘争と希望バス 金元重
▼憲法審査会、自民党改憲草案と私たちの課題 西川重則
▼「復興特区」―カネか命かが問われている中で 鎌倉孝夫
▼新自由主義的「改革」と裁判員制度 宮本弘典
▼労働裁判の最前線から 労働者と歩む弁護士レポート
強制出向差止仮処分の申立て 石田亮
国労組合員資格確認訴訟 鈴木達夫・藤田正人・石田亮
八尾北医療センター明け渡し訴訟の勝利 大阪 富崎正人
鈴木コンクリート分会闘争 藤田正人・木下徹郎・鈴木達夫
「非正規公務員」の雇い止めに抗して 山本志都
弁護士の団交出席に関して(その2) 藤田城治
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編集 破防法研究会
発行 アール企画 〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16石田ビル4F
年2回刊 A5判264ページ 1200円+税
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発売 星雲社 〒112-0012
東京都文京区大塚3-21-10 TEL 03-3947-1021 FAX 03-3947-1617
◎書店の店頭にない時は「星雲社発売の『序局』第3号」と注文して取り寄せて下さい
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