沖縄 「復帰」42年5・17集会に250人、戦争と改憲の安倍政権に怒り爆発
ぎらぎらの太陽を跳ね返すほどのエレルギーに満ちた国際通りデモを引き継ぎ、「復帰」42年5・17集会が、沖縄県青年会館大ホールで開かれ、沖縄の(青年)労働者・学生を先頭に全国から250人が集まった。掲げられた集会スローガンは、「解雇撤回、非正規職撤廃! 基地撤去! 改憲・戦争阻止! 新自由主義と闘う労働者階級の国際連帯で安保・沖縄闘争に勝利しよう!」
「復帰42年」の5月15日のその日、安保懇報告書が出され、安倍は集団的自衛権を解釈改憲で押し切ることをぶち上げた。沖縄戦を再現するのか、戦争と改憲の安倍政権への怒りが爆発した。
集会実行委員会を代表して基調報告に立ったIJBS労組委員長の富田晋さんは、「『復帰』以降の沖縄のあらゆる闘いは『振興策』=新自由主義攻撃との闘いであり、労働組合をめぐる攻防だった。国鉄闘争を軸に闘うことで労働者の闘いは階級的労働運動として発展する。この闘いを全国に押し広げる決定的なチャンスが到来している。動労総連合を全国に組織していこう。沖縄の労働運動を階級的に塗り替えていく闘いに、日本IBM・ビジネスサービス労働組合の闘いを切っ先にしてNTTで全駐労で、すべての職場と産別で一丸となって突入していくことを本集会の実践的な方針として確認しよう」と呼びかけ、「階級的労働運動を復権させ、力関係を変えることで、戦争と新たな基地建設、原発再稼働も止めることができる」と力強く語った。
この基調提起を受け、3月末に解雇された解雇撤回を闘うIJBS書記長が怒りあふれる特別報告を行った。99%が非正規職、日常的なパワハラと追い出し攻撃の中で「こんな会社、自分から辞めてやるもんか!」と闘う中で労働組合を結成し闘ってきた経過を語り、「一番参考になったのは動労千葉の闘い。6・8国鉄集会に参加し、さらに学んで勝利する」と断言した。会場が割れんばかりの拍手が送られた。
さらにもう一つ、「沖縄大学学生自治会復活会」の学生が特別報告。法政大学の田中優子新総長同様、沖大学長の仲地博もリベラルを装う一方、学内ではビラまき禁止まで弾圧をエスカレートさせている。「昨日、キャンパス中央で30分にわたり沖大の現状を弾劾した。(校舎の)各階から多くの学生が注目し『がんばれ』『応援している』の声。キャンパスに革命が起きた。全国の学生と19日のキャンパス集会をやりぬいて沖縄の支配を打ち破って世界を変える闘いをやっていく」と宣言した。
2014年「5・15」をもって沖縄の闘いは歴史的飛躍を遂げようとしている。この沖縄現地の闘いに応え、動労千葉青年部、動労水戸、さらに「とめよう戦争への道!百万人署名運動」、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議、婦人民主クラブ全国協議会福島支部からも鮮明な決意が述べられた。
5・17~19沖縄闘争は、沖縄の階級闘争の新たなページを開こうとしている。それは文字通り安倍政権打倒への巨大な一歩だ。(N)
[ デモの写真は同日の那覇市内デモ ]
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