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鈴コン闘争勝利報告集会 「非正規職撤廃・解雇撤回」ストライキで闘う労働組合を

20151020c-1.JPG 10・17夕方から、阿佐谷で会場あふれる「鈴コン闘争勝利報告・決起集会」を120名で勝ちとった。吉本分会書記長の基調報告をはじめ集会は、団結拡大と勝利を一層確信させた。鈴木善分会会計は、「分裂攻撃を受けたとき、ここでやらなきゃどこへ行ってもダメだと、正念場だと決意して決起した。その後『あなただけよ手当』を暴いた。これからも勝ち続ける」、分会員も「ストは2人で入ったが、これからも団結を固めて闘う」と発言。

 基調では「動労千葉に学び6年の歳月をかけて、職場の怒りを共有し労働者が20151020c-2.JPG団結すれば勝てることを粘り強くオルグしてきた。特別のこととかすごい能力とかで闘っているんじゃない。普通の労働者が『コンチクショウ、今に見てろ』と屈しないでやればできる。田口さんが亡くなって4年、これは鈴コン分会の原点です。3人が職場復帰してもうすぐ1年、今日ストをやって、本当に労働者は闘いたいと思っていると感じた。職場全体を代表してストが出来た。どこの労働者もできる。国会前もそうだったし、今もますますそうだ。全学連への弾圧は敵の危機の証拠だ。善さんが暴いた鈴コン資本の『あなただけよ手当』もスパイになれという攻撃だが会社は何の情報も得られずに逆に暴露されてしまった。このたび鈴コン分会の闘いの本もできた。組織拡大、11・1に向かって闘おう」。参加者は労働組合の原点に生々しく触れ、団結を固めた。
 集会冒頭は、茨城県大洋村に赴いた家族、分会、支援・共闘会議の仲間が故田口組合員の墓前に解雇撤回勝利を誓う映像が上映され、共闘会議呼びかけ人代表の花輪不二男さんが「解雇撤回、団結拡大、義理人情を貫き第2ステージへ!」と開会宣言。連帯あいさつは全学連、弁護団、動労千葉、動労水戸が行った。斎藤郁真全学連委員長は「スパイ化攻撃を絶対に許さず4名の仲間を必ず奪還する。東北大・京都大でストライキを闘い、情勢を切り開く」と発言。鈴木達夫弁護士は「スパイ化攻撃こそ安倍政権の弱点、敵は追い詰められている。鈴コンのように闘って勝利し、来年参院選も断固闘おう」と訴えた。動労千葉の木科執行委員は「JR・CTSは破たんした出向を延長。青年の誇りを奪い仕事を奪う全面外注化攻撃と闘う」と、動労水戸池田執行委員は「外注化が原因で事故が起きている、出向延長許さず闘う」と決意を語った。。
 共闘会議呼びかけ人は、口々に「鈴コンの勝利を非正規職撤廃に発展させよう」「正規・非正規の分断を打ち破って闘う労働組合を」「闘う姿をさらに見せて職場の仲間を獲得しよう、東京に動労総連合を建設しよう」「呼びかけ人になって良かった」と語った。
 また首都圏の各合同労組、青年労働者が「情勢は大きく動いている。怒れるすべての人々と団結する闘いは11・1集会・デモだ」と決意表明。
20151020c-3.jpg 東京西部ユニオン山本副委員長と合同・一般労組全国協小泉事務局長が出来たばかりの『非正規が闘って、勝った』(鈴コン闘争の記録本)を紹介、売りまくろう、本も武器にして11・1集会に誘おうと訴え。日比谷には『火の海の中にいる』トルコからも、ゼネストを闘う韓国からも多数の労働者がくる。国際連帯で戦争を止めよう」とまとめた。
 鈴コン分会は「東京でも動労千葉のような組合を」と09年7月結成、同年11月に組合分裂破壊攻撃と一体で解雇された故田口組合員の解雇撤回に徹底してこだわり、団結を基礎として、資本と絶対反対の闘いを貫いてきた。「非正規職撤廃」「解雇された仲間とともに闘う」この分会の生き様が多くの人々の労働者魂をとらえ、「壁」を超えて2012年鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議が結成された。今も分会とともに闘っている。闘いはこれからだ。鈴コン分会に続いて非正規職撤廃・解雇撤回でストライキで闘う労働組合を全国、特に東京の職場につくろう。11・1へ、職場にこだわり仲間を増やそう。「俺たちが社会を動かしている! すべての権力を労働者によこせ!」という闘いを職場から、鈴コン分会とともに明るく、元気に、ひたむきに組織し、組織しよう! 
 (東京西部ユニオン・奈良桃子

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