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伊方原発稼働のための訓練反対 愛媛県職労を先頭に抗議 〝労働者も住民も被曝させない〟

 20151113a-1.JPG11月8〜9日に行われた伊方原発の原子力防災訓練は、愛媛県の中村時広知事の「地元同意」を前提にした再稼働のための訓練です。8日、午前8時からの抗議行動には県内外の労組など30人が集まりました。今回の抗議行動は愛媛県職労の宇都宮理委員長、NAZENえひめの徳丸真一代表、NAZENえひめ事務局の平野明人の共同の呼びかけです。

20151113a-2.JPG 朝8時から愛媛県庁正門前にて、訓練に動員され登庁する県庁と関係職種の労働者にビラを配り、抗議のリレートークを始めました。正門前には愛媛県職労の「伊方原発再稼働阻止」の横断幕と「再稼働のための避難訓練反対」のメッセージが広げられ、労組の旗がひるがえっています。
 初めに宇都宮さんが、「今回の訓練は『地元同意』がされているので再稼働のための訓練です。10月26日の愛媛県中村知事の『再稼働同意』に対し、労働組合として10月30日に再稼働を止めて廃炉にする申し入れをしております。原子力災害業務に関しては、労働者の安全が確保できないことは明らかであり、福島では原発労働者、消防、警察、そして自治体労働者が被曝しています。住民も労働者も被曝させてはいけない」と行動を呼びかけ、決意を明らかにしました。
 徳丸さんは「自分は介護労働者です。(本来)避難計画、訓練は廃炉に向かってこそのもの。再稼働のための訓練は許せません。最悪の事態を想定すれば逃げ場所はどこにもありません。避難計画には、〟介護労働者は自分の家族の安全を確認したら施設に行け〝と書いてあります。大半はパートの女性、子育て中の母です。その子どもを置いて助けに行く、そんなことできますか? そんな避難計画を『できるできる』と書いている」とデタラメな避難計画を激しく弾劾しました。
 各地の労組からも発言がありました。広大生協労組の一貫田康博委員長は「被爆二世として、うそでぬり固めた再稼働を絶対許せない。声を上げたいと思う人がたくさんいます。その人たちに展望を示しているのが愛媛県職労の闘いです。勇気づけられています」。自治労倉敷の百本敏明委員長、徳島医療福祉労組の元木智之委員長、愛媛県職労の中村圭司さん、JP労組松山支部の日野亮さん、和田康司さんらが、再稼働阻止の決意を表明しました。
 原発に、介護職場に、あらゆる職場に労働組合をつくって被曝労働を拒否し、再稼働を阻止しましょう。
(NAZENえひめ事務局・平野明人)

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