9・27韓国労働者の決起に応え 東京・新宿で集会とデモ
9月27日、ゼネストに突入した韓国・民主労総と固く連帯し、全国労組交流センターと全学連、動労千葉国際連帯委員会の呼びかけで東京・新宿での集会とデモ、街頭宣伝行動が打ちぬかれた。集会には200人が結集し、司会が鉄道労組がストライキに突入したことを告げて民主労総の闘争DVD上映が始まった。
全国労組交流センターからの開会あいさつを受け、動労千葉の渡辺靖正国際連帯共闘部長は組合員が当日朝から指名ストに入っていることを報告。10月1日を期してCTSの就業規則改悪が狙われる中、9・30CTS本社―10・1京葉・幕張事業所抗議行動への結集を呼びかけた。
基調報告は斎藤郁真全学連委員長が行った。米日韓による軍事演習の激化と朝鮮核戦争への狙いを弾劾するとともに、これと全力で対決する民主労総の不屈の現場闘争に学ぼうと呼びかけた。「『働き方改革』、改憲攻撃との対決はそれ自体が国際連帯の内容をもっている。何よりも、私たち自身が世界にとどろく大ゼネストを実現する力をつけることだ。組織戦をやりぬき11月6日、日比谷野外音楽堂を満杯にしよう!」との訴えに、会場から大きな拍手が寄せられた。
続いて動労千葉国際連帯委員会が、この日の朝9時をもって公共運輸労組6万3千人が無期限ストライキに突入し、その先頭には鉄道と地下鉄、国民年金、ガス、ソウル大学病院などの労組が立ったことを報告。翌28日には保険医療労組や金属労組なども合流し、計18万人の大ゼネストになろうとしていることも伝えられた。この闘いは朝鮮戦争を阻み、社会を根本から覆す闘いとして発展している。「朝鮮戦争を止めるカギは日本の労働者が立ち上がることだ。民主労総の闘いに応え、11月集会を全力でかちとろう」という訴えに、参加者全員が決意を込めた拍手を送った。
さらに動労水戸が9月ドイツ訪問の報告を行い、朝鮮戦争阻止の最先端で闘う沖縄労組交流センターの仲間、小池都政の民営化・労組破壊と闘う都労連の労働者、10・3京大1万人集会へ向け闘う全学連の武田雄飛丸副委員長がそれぞれ決意を表明して集会を締めくくった。
集会後のデモは仕事帰りの労働者や買い物客でにぎわう新宿駅前を通り、沿道では数百部の『前進』が受け取られた。「日韓労働者の連帯で戦争を止めよう」「日本でもゼネストで闘うぞ」のコールは街頭の労働者の注目を集め、とりわけ韓国や中国の人びとから大きな反響があった。その後、東京労組交流センターがJR新宿駅東口で街頭宣伝を行い、「日韓労働者の国際連帯で朝鮮戦争を絶対に阻止しよう」と11月国際共同行動への結集を訴えた。
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