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三里塚反対同盟が今年を締めくくる一斉行動

 20131216a-1.jpg三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連による空港周辺地域への8回目の一斉行動が、12月14日に行われた。2013年は市東孝雄さんの農地裁判に全力で取り組みつつ、それと一体で周辺地域住民の空港に対する怒りを形あるものにする闘いを、反対同盟は真剣かつ地道に推し進めてきた。これをさらに14年に向けて継続し発展させることを目指し、全員が奮起した。

 雲一つない晴天に恵まれる中、いつもどおり午前9時に天神峰の市東さん宅離れに集合。刷られたばかりの「反対同盟ニュース」最新号は、3月26日の東京高裁での農地裁判控訴審第1回への結集を20131216a-2.jpg強く呼びかけ、またこの間の秘密保護法反対運動の高揚を伝えるなど盛りだくさんの内容だ。萩原進事務局次長から「新年から開始する新たな3万人署名・カンパ運動を伝え、さらに反対同盟の新年旗開きへの参加を積極的に呼びかけよう」との提起を受けて、それぞれが「ニュース」を持って分担地域へと飛び出していった。
 市東孝雄さんは成田市の西大須賀、名古屋の農村地域をまわった。この日はあいにく留守宅が多かったが、前回訪ねたときの記憶をもとに、フットワークも軽く次々と訪問し、「空港反対同盟から伺いました。農地裁判の控訴審がいよいよ3月から始まります。ニュースをぜひ読んでください」と元気よくあいさつしていった。
 夕方に市東さんの畑のビニールハウスでこの日の行動の集約が行われ、それぞれが自分の訪問先についての報告を持ち寄った。
 まとめとして萩原進事務局次長が、「今後は後継者となる青年層と話をすることを意識的に追求しよう。住民とここまで話ができるようになったことがこの1年間の成果だと言える。旗開きまでの間にも、それぞれ回れる人はぜひ回って対話を進めてほしい。それが控訴審闘争へ弾みをつける」と提起し、参加者のこの1年の労をねぎらった。
 一日行動の熱気を引き継いで、夜には市東さん宅離れで反対同盟の団結忘年会が開かれた。冒頭に北原鉱治事務局長があいさつし、「3月26日にいよいよ控訴審第1回。市東さんは自分の利益ではなく、日本農民全体のために闘っている。48年を振り返ると、みなさんが三里塚に人生をかけて闘ってきたことは絶対に間違いではなかった。来年もともに進もう」と、一同の奮起を促した。
 市東さんの音頭で乾杯。お酒と手料理で座は大いに盛り上がり、全員の笑顔が弾けた。最後に伊藤信晴さんの音頭で団結ガンバローを三唱し、一日を締めくくった。(TN) 

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