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「人員補充し、賃金上げろ!」 動労連帯高崎が24時間スト

20180322c-1.jpg JRダイ改当日の3月17日、動労連帯高崎(国鉄高崎動力車連帯労働組合)が24時間ストライキを貫徹しました。籠原(かごはら)の車両基地を拠点に、組合員全員と支援がひとつになって、早朝と夕方のストライキ突入、TTS(高崎鉄道サービス)本社への抗議行動、街頭宣伝などの一日行動をやりぬきました。労働者人民の安倍への怒りの先頭に立つ、決定的なストライキです。
 朝8時に結集した組合員・支援に向かって漆原芳郎委員長が「TTSに対して、①適切な人員を補充すること、②希望者全員を無期転換とすること、③最低時給を1500円にすることなどを要求してきたが、TTSは無期転換以外はゼロ回答で、それどころか団体交渉の出席人数を制限し団交の場から組合員を排除した。許せない。会社は構えているが、怒りと団結でストを貫徹したい」とあいさつし、翌朝まで24時間ストの通告に向かいました。

 街頭や職場の反応は、これまでとはまるで違っています。スト貫徹を報告する動労連帯のビラでは以下のように伝えています。「『ストライキ決行!』のチラシを読み『これだよ、こうでなくちゃ!』と胸を張る元鉄道労働者。『えー!そうなんですか!』と顔を輝かせる若者たち。『そうよね、そうよね』と仕事中の女性労働者もニコニコ顔。そうだ! みんなストライキを待っていた!」
 籠原駅での街頭宣伝では熊谷地区労、群馬合同労組、さいたまユニオン、埼玉労組交流センター、動労水戸支援共闘越谷、NAZEN埼玉から連帯と共闘の発言がありました。その後、群馬の仲間もさらに合流し、高崎にあるTTS本社への抗議行動に向かいました。しかし、なんとTTS幹部は本社のシャッターを閉め逃亡しました。怒りのシュプレヒコールを上げ、高崎駅前で街頭宣伝。ひるがえる組合旗と横断幕の「ストライキ」の文字に注目と共感が圧倒的に集まり、ストライキビラとともに、3・25自民党大会「直撃」行動のビラもどんどん受け取られます。
 籠原に戻り、TTS籠原事業所前で鈴木喜平副委員長、橋本組合員のストライキ突入です。鈴木副委員長はスト通告前にマイクを取り、居並ぶ管理職に「現場で仕事したこともないくせに、『人は足りている』などふざけるな!」と怒りを爆発させました。夜勤に入る労働者にも、ビラが次々と手渡されました。
 総括集会ではこの日、終始先頭に立って闘いぬいた木村洋一書記長が「東労組の崩壊情勢に、本日のストライキを突破口に組織拡大で徹底的に勝負したい」と決意を表明。組合員をはじめ参加者全員が発言し、その結論として「ストライキ報告ビラに、組合加盟申込書をつけよう。動労連帯、動労総連合がJRと関連会社の全労働者に責任を取ろう」と方針が確認されました。
 直ちに報告ビラが作成・配布され、大反響が生まれています。地区を挙げた大宣伝戦、組織戦に打って出ます。
埼玉労組交流センター・新井拓
写真TTS籠原事業所前でスト突入集会。スト通告に先立って、鈴木副委員長が管理職を弾劾
    (3月17日 埼玉県熊谷市)

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