関西国鉄集会 「民営化は悪だ!」国鉄闘争の爆発でゼネストを実現し、安倍・トランプを打倒しよう!
2月13日、大阪港区民センターで220名の結集で関西国鉄集会が打ち抜かれました。
集会は「民営化は悪だ」と全社会的に暴露し、怒りを組織して「第2の分割・民営化」を労働組合の力に結集させて、核戦争をも辞さず侵略戦争に突進する日米両政府を打倒する闘いの起点となりました。
山田和広動労西日本書記長の司会で始まり、基調報告として原田隆司動労西日本近畿支部長が行いました。今のJRの安全崩壊の惨状が国鉄分割民営化の破産であり、「民営化は悪だ」という声が全社会に満ち溢れている、と弾劾。17年は勝負の年として青年労働者の獲得を筆頭に動労西日本組織拡大に打って出ようと提起しました。国鉄闘争が17-18年の安倍の労働法制大改悪攻撃との最前線であることを強調しつつ、闘いの展望を指し示しました。
それは、世界はゼネスト・革命情勢に突入したことを鮮明にさせて、安倍やトランプの登場は、資本主義を実力で労働者にが打倒していく時代に入ったことを意味しています。当面の闘いとして、17春闘、大阪事業所における不当労働行為粉砕のストライキを決定し全力でJR西資本の組織壊滅攻撃を打破することを宣言、これは同時に動労千葉、動労水戸に仕掛けられている労働法制改悪攻撃、外注化攻撃と同じ攻撃であり、動労総連合が火の玉となって、17-18年決戦を闘うことを宣言しました。
次に特別報告として動労千葉の中村仁さんが発言に立ち、動労千葉30年の分割民営化反対の闘いが、今の情勢を切り開いていることを提起し、動労千葉の渾身のストライキが「民営化は悪だ」の怒りを生み出したと闘いの地平を確認。国鉄全国運動として結実し、大阪や奈良の闘いへと燃え広がっている、核心的には一人の決起が情勢を作り出す時代になっていることを提起しました。舞鶴闘争同様に、労働組合の旗が立てば、地域と団結して、「命より金」の新自由主義攻撃を粉砕できると、この間の地域切り捨て攻撃の闘いを報告しました。
闘争の当該である動労西日本の東組合員が登壇してストライキを宣言し満場の拍手で確認しました。
次に全日建運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の荒木執行委員からは、安倍の「テロ準備罪」等は階級闘争の抑え込みであり、敵の悲鳴でもある。関生型運動の実践が世界に通用することを実感しているとの提起があり、日々の職場闘争の苦闘の上に関生の闘いがあることを報告しました。また闘争渦中の大阪市職と奈良市従労働組合の仲間からは、入れ墨処分撤回人事院闘争が始まり、橋下打倒闘争は国鉄決戦そのもとして闘ったからこそ、今日の勝利的地平があることを提起し、その心棒は絶対反対の闘いであり、体制内労組本部を打倒する路線の勝利性にあるとしました。奈良の仲間同様に、私たち労働者にかけられているあらゆる攻撃を解雇処分攻撃として捉えるかどうか、この<掴(つか)み>が労働者の決起を実現していくことを実践的に報告。とりわけ強調されたのは、2・26舞鶴大行動への決起であり、京都府職労舞鶴支部を先頭に被曝労働拒否の闘いを通して、組合と地域の団結を守り抜き、革命に押し上げていく力を作り出しつつある点。また、関西合同労組、八尾北医療センター労組、高槻医療福祉労組、ス労自主労組の仲間からも闘いの前進が報告されました。全学連からは東北大生青野弘明君への弾圧粉砕の総決起のアピールがありました。
続いて、全国金属機械労働組合港合同の中沢副委員長からは1047名国鉄解雇撤回闘争が11月集会の要であり、労働組合の再生の鍵であることが提起され、この間の反原発ツアーの交流で生まれた舞鶴支部等が呼びかける2・26集会への全力決起が宣言されました。
最後に動労西日本の橘組合員からのまとめでは、労働運動絶滅、総非正規化との全面対決に入った17-18年決戦の帰趨(きすう)を決するのが国鉄闘争であることを改めて確認して、動労西日本はその闘いとして2月末のストライキ闘争に入ることを宣言し、団結がんばろうで集会を締めくくりました。(関西/朝霧広巳)
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