尼崎事故くり返すな JR弾劾し現地集会
動労西日本が呼びかけた「尼崎事故20カ年弾劾!集会」が4月20日、JR尼崎駅前で開催され、70人が結集した。
JR尼崎事故から20周年の今年、集会はいつになく注目を集めた。事前の周辺ビラまきではマンションの住民からエールが送られた。阪神・淡路大震災で家族を亡くし、尼崎事故でさらに家族を亡くした労働者と集会直前の街宣で出会い、この方は最後まで集会に参加した。
冒頭、動労西日本の原田隆司委員長が主催者として「尼崎事故の責任をとらせるためにJR西日本を追及してきた」と怒りを込めてあいさつした。基調報告を山田和広書記長が行い、「尼崎事故の最大の原因は国鉄分割・民営化による労組破壊攻撃だ。JRでは今、東北新幹線の連結器が走行中に外れるなどの重大事故が続発している。いつ第二の尼崎事故が起きてもおかしくない」とJRを弾劾した。また、「トランプの関税戦争は中国侵略戦争が狙いだ。石破も南西諸島へのミサイル配備を進めている。米日の中国侵略戦争を止めよう」と訴えた。
動労千葉の川崎昌浩執行委員が同労組のストの報告をし、JR東日本が新系列車両の機能保全・臨時修繕業務の外注化を提案してきたことを弾劾した。
春闘ストを闘った動労西日本の岡崎昭夫副委員長、翌日にストを構える高槻医療福祉労組、改憲・戦争阻止!大行進兵庫、同関西が決意を述べ、全学連は戦時弾圧に怒りを燃やし戦争阻止へ闘うと表明した。
集会後、参加者は「尼崎事故を繰り返すな」「JRは責任を取れ」の声を上げて事故現場までのデモ行進を闘い抜いた。
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