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鈴コン分会を迎えて、広島春闘集会を60名の結集で打ち抜く

20130227a-1.jpg 広島連帯ユニオンと広島県労組交流センターの共催で、2.23春闘総決起集会が広島市で開催された。集会には職場で春闘にとりくむ働く仲間を先頭に60名が結集した。
 広島連帯ユニオン青年部の女性労働者が司会を担い、集会は始まった。集会の冒頭、広島連帯ユニオンの鈴木委員長は「ユニオンは現在100人建設を目指している。今春闘は外注化阻止と非正規職撤廃が課題だ。そのために闘う拠点作りを行おう。職場で闘い、組織拡大しよう」と開会を宣言した。続いて、獄中の広島連帯ユニオン草津病院支部中山委員長からのメッセージが紹介され、広島連帯ユニオン壹貫田書記長が「13春闘を労働者はひとつになって闘おう!外注化阻止決戦の第二ラウンドを職場で闘い、広島連帯ユニオン100名、全国協1000名建設を実現しよう」と『13春闘アピール』を提起した。  

20130227a-2.jpg 特別報告のはじめに、東京西部ユニオン鈴コン分会の吉本書記長と会計の鈴木善弘さんが満場の拍手に迎えられ登壇した。吉本書記長は鈴コンの歴史と4労組共闘結成に至った闘いの意義を語った。そして「職場を軸に安全闘争を闘いながら6.9に登りつめて行こう。資本家は労働者は声をあげないとタカをくくっている。声をあげたとたんに動揺して分断してくる。これを打ち破れたら勝てる。資本家は労働者の力を恐れている。今こそ真の労働者の党を作ろう。必ず現職復帰し非正規職撤廃の先頭で闘う、何よりも闘うことは楽しいことだ」と満場の仲間に笑いを交えながら、しかし断固とした勝利の確信に満ちた口調で提起を行なった。
 続いて発言した鈴木善弘さんからは、「労働者は常に経営者を監視しているので、弱点を見付けることは得意だ。労働組合が怖いから首を切ったのであり、オレを敵に回したのは間違だ。組合のくの字も知らなかったオレは勉強して、子供のために闘っている。逃げてはだめだ。鈴コンは花輪さんという宝物を手に入れた。夢があるところに青年が集ってくる。楽しく闘おう!」「労働者は職場のことがすべて解っているから資本家なんかいらない。職場を労働者のものにしよう」と分り易く語りかけた。
 特別報告の二番目として、広島連帯ユニオンの宮原亮青年部長が自分の職場である、広島県保健医療推進機構の闘いの報告を行った。宮原青年部長は「当局が目論んでいた雇い止め解雇を、一年間の闘いで阻止し勝利した」と高らかに宣言。「雇い止めを阻止した力は、10.1外注化阻止決戦と一体の闘いで、新システム(電子カルテ)導入反対の闘いをユニオンの支部の闘い=労働組合の闘いとして反合闘争を貫徹したことで生み出された。その結果、職場の怒りとひとつになり、雇い止めを阻止したのだ。労働組合には力があると確信した」と勝利の報告を行なった。
 それを受けて、各職場からの闘いの報告があった。最初は広島連帯ユニオン・草津病院支部の報告だ。草津病院が完全に「新自由主義病院」となる中でこの半年の間に患者による「放火」と「殺人未遂」という重大事故が引き起されている。完全に安全が崩壊しているのだ。草津病院支部は隠蔽に走る病院資本に対して「全ての責任は病院にある」と徹底して追及してきた。そしてこの闘いの中で、支部に対する信頼も生れ組織拡大へと挑戦して行く決意が表明された。 青年部の仲間からは、「鈴コンから非正規の闘いはこうやるということを学んだ。自分は学習塾の非正規で、授業から外され720円で働かされている。この怒りをバネに非正規の労働運動の若手としてがんばって行く」という決意表明が述べられた。
 広島市役所で働く仲間は、動労千葉を支援する会を代表して、「自らの職場での動労千葉物販のとりくみの実践を紹介しながら、職場で物販の拡大を実現し、動労千葉が10・1外注化阻止・非正規職撤廃で闘い抜きさらに今、外注化を絶対に許さず闘っているように、私たちも一人の仲間も見捨てないことを基本に据えきって闘おう」と決意を明らかにした。高陽第一診療所労組の委員長は、「医療でも10割非正規化が狙われ団結破壊と分断が行われて安全が奪われている。鈴コン闘争で教えられた”闘えば勝てる”ということを13春闘で実践し組織拡大する。福島診療所建設、反戦、反核、反原発の先頭で闘う」と鮮明な決意が表明された。
 そして、森実智恵美執行委員より「本日までに広島連帯ユニオンの春闘ストライキ権投票が行われ、スト権が97%で確立された」との報告があった。これをもって広島連帯ユニオンの13春闘は、完全に本番に突入した。
 集会の最後に動労西日本委員長であり、広島県労組交流センター代表である大江照己さんから、まとめの提起が行われた。「本集会には闘う旗である”赤旗”が林立している。このような集会を勝ち取れたことは極めて重要だ。この集会をスタートにして職場で闘おう。安全問題を闘い、動労千葉を支援する物販を広げよう。隣の仲間に労働組合に入ろうと呼びかけ、団結を広げて、ストライキで労働者-労働組合の力を示そう」と”まとめ”の提起が行なわれた。 最後に参加者全員が、大江委員長のかけ声で「団結ガンバロー」を三唱し、集会は大成功のうちに終了した。そして広島の闘う仲間は、直ちに13春闘の職場闘争に入った。
(広島連帯ユニオン・お) 

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