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9・16橋下打倒集会が大高揚! 約1000人が御堂筋デモ

s20120919a-1.jpg 「負ける気がしない! 勝ちに行きましょう!」――9月16日、大阪市中之島公園・女神像前で実行委員会主催による橋下打倒集会が910人の結集で闘われ、集会を牽引した大阪市職の赤田由行さんは発言の冒頭にこう宣言した。集会全体に新自由主義と闘う労働組合を甦らせよう、というテーマが貫かれ、たったひとりの決起でも労働組合を代表する闘いであり、すべての労働者を獲得することができる、という確信に満ちた発言が相次いだ。
 集会終了後、参加者は約4キロの御堂筋デモに出発。大阪市中心部を縦断する1000人近いデモは、沿道の圧倒的注目となった。 

s20120919a-2.jpg 豊中市職の深町加代子さんの司会で集会が始まり、基調報告に立った八尾北医療センター労働組合委員長の藤木好枝さんは「八尾北・西郡闘争は、新自由主義の先兵である橋下とその最先端で激突し、絶対反対の階級的団結をもって闘えば勝てることをつかみとってきました。既成労組幹部が闘わずして屈服していることが、橋下のような奴をのさばらせています。絶対反対を貫き、人生をかけ決然と決起していくことこそが、外注化・非正規化阻止決戦に勝利する道」と力強く提起した。
 大阪市職の赤田さんは「時代を動かしているのは橋下市長ではなく僕ら労働者だ。たったひとりの決起でさえ時代を大きく動かすことができる、そういう大チャンスが来ている。橋下の狙いは現場に絶対服従を迫っていくということ。調査票という紙切れ1枚で労働者の生首を切り人生を左右していく。労働組合が闘わないことでこういう解雇攻撃への道を開いてしまった。しかし現場に手出しさせないという労働組合の闘いがあれば、こんな社会のあり方そのものをひっくり返すことができる。橋下は「政治活動規制条例」によって闘いを抑えつけようとしているが、これは追いつめられたがゆえの最後の弾圧にすぎません。今こそこの状況を変えるために闘う労働組合を甦らせていこう」と確信をもって訴えた。
s20120919a-3.jpg さらに大阪市教組の沼田祐子さんは「君が代処分攻撃は、私個人の問題にとどまりません。服務規律に従わないものをどんどん処分・解雇すること。そして全員をいつでも賃下げ自由・首切り自由の非正規職に置き換えるという教育の民営化攻撃そのものであり、絶対に認めるわけにはいきません。橋下=維新の会の狙いは、道州制=大民営化攻撃であり、労働組合をたたきつぶすこと抜きには実現できない。だから橋下はなりふりかまわず組合破壊・団結破壊の攻撃をかけてきている。橋下は労働者が処分をおそれずに絶対反対の反撃に立ち上がることを一番恐れています。橋下が一番恐れている闘いをやりましょう」と元気いっぱいに宣言した。
 解雇撤回闘争を闘う大阪市斎場労働者からのメッセージが読み上げられた後、連帯のあいさつを行った全国金属機械港合同の中村吉政副委員長は「橋下と対決し大阪の労働運動を変えることで、日本の労働運動全体を変えていこう」とアピール。さらに全日建運輸連帯労組関生支部の高英男副委員長が「労働者の闘う力を奪うための権利侵害との闘いは、全国のすべての労働者の課題。ひとりの決起は必ず労働者全体の決起につながる」と攻防の核心を提起した。そして動労千葉の田中康宏委員長は「ペテン師・橋下が首切りをやって大阪市を丸ごと民営化しようとしている。この橋下に対して宣戦布告をしましょう。動労千葉も外注化阻止のストライキで青年労働者を獲得する。絶対に負けません」と10・1外注化阻止決戦への勝利の確信に満ちたアピールを行った。
s20120919a-4.jpg 集会の高揚が最高潮に達する中、被災地から動労水戸の石井真一委員長と仙台市職の神保美彦副委員長が報告を行った。被曝労働拒否のストライキで青年労働者を獲得している動労水戸、仙台市職を「復興特区」攻撃との闘いで階級的組合につくりかえる、というそれぞれの発言は、橋下との対決の核心に迫るものだった。部落解放同盟全国連西郡支部の佃文弘青年部長のカンパアピールに続き、北海道庁の労働者、東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会の吉本伸幸書記長、日教組奈良市の労働者、婦人民主クラブ全国協、全学連が次々と橋下打倒の力強いアピールを行った。国労の富田益行さんのまとめを受けて、デモに出発した。
 9・16闘争をもって、橋下打倒の闘いこそ全国の労働者にとって労働組合を甦らせる最も現実的な方針となった。激しい処分攻撃がかけられる中で、自治体労働者も、教育労働者も職場での身を削るような議論を経てこの日を迎えた。結集した現場労働者の後ろには、参加しようか当日の朝まで悩んだという労働者がたくさんいる。この日の闘いは、そうした労働者への目に見える回答となったのだ。足下から自治体労働者や教育労働者が決起したとき、中之島を数十万が埋め尽くす大集会は絶対に可能だ。9・16をもって労働者階級は支配者との力関係を確実に転換した。この力をもって10・1外注化阻止決戦から11月労働者集会へ、さらに打ってでよう。(大阪・O) 

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