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鈴コン分会共闘総会 国鉄闘争と連帯し ”全国労働運動塗り替える”

20160721d-1.JPG 鈴木コンクリート工業分会闘争支援・連帯共闘会議の第5回総会が7月17日、東京・秋葉原で開かれた。鈴木たつお弁護士を押し立て参院選を闘い抜いた東京・首都圏の労働組合、労働者70人が集まった。
定期大会を開催
 総会を前に、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の第9回分会定期大会が行われた。鈴コン分会は昨年8月、東京都労働委員会で故田口守組合員の解雇撤回命令をかちとった。そしてこの1年、解雇撤回命令の履行を拒み続ける資本との攻防で押しまくってきた。特に、一昨年の分会3人の解雇撤回・職場復帰直前に一方的に改悪された就業規則(非正規職の60歳定年・選別再雇用・65歳雇い止め)を粉砕する闘いは、田口解雇撤回闘争であるとともに、全産業における「派遣3年・非正規5年」で切り捨てる総非正規職化との闘いと一体である。職場で徹底的に闘い抜いてきた鈴コン分会は、鈴木善弘分会長を先頭に元気よく新たな闘いへの方針を固めた。

20160721d-2.JPG動労東京が発言
 共闘会議総会は国鉄闘争との固い連帯・共闘を誓う場となった。
 冒頭、共闘会議呼びかけ人代表の花輪不二男さんが主催者あいさつに立った。「参院選でも怒りはあふれていた。安倍政権は年金を削り続けた揚げ句、株価のために年金基金をつぎ込んでいる。さらに血を流して得てきた8時間労働制の解体を狙っている。非正規雇用は5割を超えているのではないか。これらは戦争政策と一体だ。小さな鈴コン闘争が大きく芽を吹いている。国鉄闘争とともに、より大きなエネルギーに代えて闘おう」
 続いて連帯あいさつを動労千葉から田中康宏委員長が行った。「時代が大転換している。参院選に挑戦していなかったら歴史からずり落ちていた。本当に闘ってよかった。しかし労働運動の責任は重い。目に見える形で闘いを見せることだ。鈴コン闘争の『支援・連帯・共闘』を組織して本当の意味で力にしよう。韓国・民主労総に応えて戦争・改憲阻止、労働法制改悪阻止、国鉄闘争を掲げてともに闘おう」
 動労水戸の池田学執行委員は「7・12常磐線延伸反対ストを闘った。原ノ町では政府式典の参加者からさえ『よく声を上げてくれた』という声が上がった。徹底的に闘う」と述べた。動労東京の吉野元久委員長は「7・12JR東日本本社前闘争を闘って、動労東京と鈴コン共闘の団結で東京の労働運動をつくり変える」と表明。動労東京組合員が「義理と人情でともに闘う」と語った。
 弁護団から藤田正人さんが「3カ月雇用の労働者への『定年』はおかしい」と指摘した。呼びかけ人のあいさつでは「鈴コン闘争が持つ可能性は大きい」「決起した労働者を支え守る闘いを全国で行い、労組を建設しよう」と訴えられた。
参院選で団結
 吉本伸幸共闘会議事務局長から基調が提起された。冒頭、全力で参院選を闘い抜いたことを胸を張って確認し、関西地区生コン支部の総会への連帯の意を紹介した。吉本事務局長は、この1年の大激動情勢の中で労働委勝利命令、佐藤重夫組合員の解雇阻止・雇用継続、職場の御用団体を解体寸前に追いつめてきたことを振り返り、ますます国鉄闘争との連帯・共闘を進め、東京を始め、全国の労働運動を塗り替えていこうと提起した。
 小竹運輸グループ労組が特別報告を行い、合同・一般労組の仲間が東京・関東の大激闘を次々と報告した。精研労組、日本機械労組、JP労組の仲間もあいさつに立ち、全学連の斎藤郁真委員長が京大同学会の4人への無期停学処分攻撃と全力で闘うことを訴えた。
 鈴コン分会からは職場で不退転に闘う決意が述べられた。鈴木分会長を始め闘う展望に満ちている。「選挙も休暇を取ってポスターや街宣を思う存分やった。職場の仲間もわが分会を頼りにしている。闘いは第2次闘争が始まったばかり。共闘の仲間に負けずに団結を強め、仲間を増やす」
 闘う労働組合は参院選を文字通り全力で闘ったことで一層の団結を強めている。国鉄闘争こそその基軸だ。総会は鈴コン闘争がさらに発展する展望をつくった。(東京西部ユニオン Y・S)

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