愛媛県職労 伊方原発の再稼働阻む 松山市繁華街で集会・デモ
伊方原発再稼働情勢と真っ向から対決して、7月17日、「住民も労働者も被ばくしてはいけない」坊ちゃん広場前集会とデモを行いました。午後1時から歌のアピールの後、1時半から集会開始です。坊ちゃん広場は松山一番の繁華街の入り口で、会場周辺では多くの人たちが足を止めて発言に聞き入りました。
事務局の愛媛県職労・宇都宮理委員長が経過報告を行いました。なんとしても再稼働を止めたいと3月に続き集会を呼びかけ、「事故が起これば住民も労働者も被曝は避けられない。県庁の一部上層部が再稼働を進めているだけで、多くの県職員は県民と同じように再稼働には反対。そこで声を上げるのが労働組合の役割です。みんなが職場で声を上げ、原発労働者と一緒に闘えば廃炉はできる。労働者として頑張っていきたい」と力強く訴えました。
リレートークでは県内から、伊方原発を止める会、愛媛県平和運動センター、原発さよならネットワークがアピール。7月24日の伊方原発現地集会と抗議行動に対し、県警が原発周辺道路の通行禁止の弾圧をしていると弾劾しました。NAZENえひめの徳丸真一共同代表は「福島第一原発事故との闘いは、労働者が誇りを持って働ける職場にしなければ勝てない。一人ひとりの労働現場で労働条件をかちとって、それをつなげていこう。子どもたちへの荷物を一つでも減らそう」と怒りの声を上げ、松山の非正規女性労働者は「声を上げたら何かが変わります。変えましょう!」と熱烈に訴えました。
8・6ヒロシマ大行動の中島健さんは「先制核攻撃のオバマと核武装の安倍打倒の8・6ヒロシマへ」。高浜原発の地元、京都府職労舞鶴支部の長岡達也さんは「『行政機関が住民をだまして再稼働を進めるなら、こんな行政はいらない』という声に応え、住民を守る。廃炉の先頭に自治体労働者が立つ」と決意を述べました。NAZEN東京で労組交流センター自治体労働者部会代表、江戸川区職労の佐藤賢一さんは「オリンピック会場の土を掘ったら1万6千ベクレル。東京オリンピックで被曝と被曝労働が強制される」と訴え、動労東京がともに決起した常磐線運行再開反対7・12動労総連合統一行動に続き、7・22東京集会を開催し、被曝労働拒否を闘う決意を表明しました。
集会アピールで「原発をなくさなければ住民も、職場の仲間も守ることはできません。原発の廃止を求める闘いは、地域の課題であるとともに職場の安全衛生の最重要課題です」と伊方原発の再稼働阻止・全原発廃炉を全体で確認した後、150人のデモでアーケード街にくり出し、再稼働阻止を訴えました。
伊方原発3号機はこの日、配管の水漏れが発見され、「7月末再稼働は無理。8月上旬再稼働」と発表されました。あまりにも危険な再稼働への怒りはますます高まっています。8・6ヒロシマ闘争を闘いぬき、8月上旬再稼働を阻止しましょう。(NAZENえひめ事務局 平野明人)
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