郵政非正規ユニオン 大会で勝利の地平総括 組合員の拡大誓う
参院選決戦の熱気が冷めやらぬ7月18日、郵政非正規ユニオン第6回定期大会が東京・台東区で開催された。会場には組合員と支援の労働者30人が結集し、「5年間の苦闘と勝利を土台に組合員の拡大に大胆に挑戦しよう! 輝かしい進撃の6年目に踏み出そう!」と誓い合った。
冒頭、ス労自主の山川博康さん、合同・一般労組全国協議会の小泉義秀事務局長、日本機械工業労組の山口弘宣書記長、全国労組交流センター全逓労働者部会の星野勝紀さんが連帯のあいさつに立ち、それぞれに郵政非正規ユニオンの5年間の激闘を心からたたえ、これからもともに闘いぬく決意を語った。続いて、動労千葉の田中康宏委員長などからの熱いメッセージが紹介された。
いよいよ議案の提起だ。齋藤裕介委員長と執行委員が分担して行った。
第1号議案「活動報告と総括」では、東京多摩局、晴海局などでの雇い止め解雇=郵政非正規ユニオンつぶしの激しい攻撃を弾劾し、「画期的なことは、この攻撃をはねのけ、誰一人として脱落することなく闘いを継続し闘いぬいていることだ」と断言した。
その上に、「新たに加わった組合員による大幅スキルダウン撤回の闘い、パワハラ退職強要撤回の闘いなどを、団体交渉を武器に職場で闘う地平を切り開いてきた」と、職場で粘り強く闘い、着実に前進していることを報告。「東京多摩局と晴海局の労働委員会闘争でも前例のない闘いを切り開いた」と勝利感をみなぎらせ、「4・17郵政労働者交流会には10局の仲間が結集し大成功した」と力強く語った。
最後に「非正規労働者は救済の対象ではなく階級的労働運動の主体・社会変革の担い手だ」「非正規職撤廃闘争を貫く核心は正規と非正規労働者が団結し資本の分断攻撃を打ち破って闘うこと」「非正規職撤廃闘争こそ本来の人間労働を資本から取り戻す労働の奪還論の核心」とまとめた。
第3号議案「活動方針」では、日本郵政の中期経営合理化計画=郵便内務業務の削減、期間雇用社員の無期転換=生涯非正規と解雇自由の攻撃を猛烈に批判し、必ず粉砕しようと訴えた。
5年間の闘いへの確信と新年度の闘いに向けて高揚感に包まれる中、各局からの報告となった。晴海局で労災中の雇い止め解雇と闘っている仲間は日本郵政への深い怒りとともに「最高裁まで争う」と決意を述べ、杉並分会は班異動を阻止した闘いを報告した。さらにパワハラを一掃し職場の状況を一変させた闘いなど、正規職も含め多くの仲間が職場の現状と闘いを報告。ともに郵政職場で働き・闘う仲間が怒りを新たにし、闘いの豊かな教訓を共有して、団結をさらに強固にした。
役員については、引き続き同じ体制で闘うことを確認し、会計決算と新年度の予算案を承認。齋藤委員長の音頭で「団結がんばろー」「団結して勝利しよう!」とシュプレヒコールを上げ、郵政非正規ユニオンは飛躍を目指し、6年目の闘いのスタートを切った。
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