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10・1外注化阻止へ動労水戸の全組合員が第1波ストに決起

s20120826a-1.jpg 動労水戸は8月24日、検修・構内業務の外注化絶対反対を掲げて全組合員がストライキに立ち、総決起集会とJR水戸支社抗議行動を闘った。大子支部における被曝労働反対の長期指名ストライキ態勢はいまも継続中だ。この闘いが切り開いた先進的地平に立ってこの日、満を持して全組合員が第1波ストに決起し、正念場中の正念場である8月末から9月前半の闘いに向けてがっちりと総決起態勢を打ち立てた。
 勝田車両センターや水郡線営業所運輸科などでの早朝ビラまきを闘った組合員が、水戸市内に続々と結集した。午後、多くの家族、支援とともに水戸地裁での損害賠償請求訴訟第4回口頭弁論に臨んだ。その後、近くの会場に移動し総決起集会を開催した。 

s20120826a-2.jpg 基調報告に立った石井真一委員長はまず、7月30日から開始した大子支部の指名ストについて「この闘いは福島第一原発事故によって今も強制され続けている放射線被曝を絶対に許さない正義の闘いだ」と述べ、国労郡山工場支部の橋本光一さん、福島の佐藤幸子さんや椎名千恵子さん、仙台の自治体や全逓の仲間、全国からこの闘いに寄せられた圧倒的な檄文の数々を紹介した。そして「労働者の健康や命がどうなっても構わないという資本の本質を暴露し、外注化阻止決戦の火ぶたを切った」と中間的な総括を返した。
 さらに石井委員長は、この間の団交での本社・支社とのやりとりを具体的に報告しながら、「検修・構内外注化はあらゆる面で矛盾だらけだ。9月前半が勝負だ。教育訓練、出向の意思確認、設備工事などを巡って、東労組組合員も巻き込んで職場抵抗闘争を闘い、10月1日実施を絶対に阻止しよう」と強く訴えた。
 支援に駆けつけた福島労組交流センターの渡辺馨代表、動労千葉の中村仁執行委員、とちのきユニオンの仲間が、熱い連帯とともに闘う決意を表明した。
 組合員からの積極的な発言が続いた。「今の職場の雰囲気は、分割・民営化の頃を思い出す」「『決まっちゃったらしょうがない』というあきらめも出てきている。『やっぱりおれは行きたくない』と言う人もいる。この分岐を組織拡大につなげていければ。動労水戸加入の『壁』は大きいが働きかけ強める」。執行部に「さらに闘いの強化を」と求める意見も出された。
 最後に辻川慎一副委員長が「この決戦は、国鉄分割・民営化でやられたこと、その後25年間やられ続けてきたことをすべてリベンジし、今までの支配構造をぶっ壊す闘いだ。われわれが動労水戸としてやってきた闘いに確信を持って正々堂々と闘いきること、10・1外注化を絶対に粉砕することだ。その中で組織拡大は必ずできる」と震い立つような訴えを行った。参加者全員の気持ちは一つになった。
 集会終了後、参加者はJR水戸支社の門前で抗議行動を闘った。検修職場で働く組合員がリードし、「外注化阻止! 強制出向を許さないぞ!」「被曝労働強制をやめろ!」と腹の底からのシュプレヒコールを繰り返した。(O) 

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