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「労働者の団結で安倍を倒そう!」10・3北部集会 労働組合中心に81名

20141006d-1.JPG 集会は「9・11郡工デモ」のDVD上映と星野文昭さん奪還の「ソリダリティ」の歌にはじまり、開会の挨拶は鈴コン闘争支援共闘呼びかけ人である東京一般労組東京音楽大学分会の高橋浩さん。「〈戦争〉〈原発〉〈外注化・非正規化〉と安倍打倒の一点で東京北部において大きな団結を作りだそう」という発言に、今日どこの職場においても課題となっている民営化・外注化、非正規職化と闘う共通の意志が全体で固められた。「とめよう戦争への道!百万人署名運動・東京北部連絡会」の五條代表から国会における安倍政権のペテン性が具体的に暴露された。

20141006d-2.JPG 呼びかけ団体である精研労組の諸永委員長の基調提起は「7・1情勢によって社会は全面的に転換した。絶対反対のストライキ闘争が安倍の危機と破綻性を追撃する号砲となり、全国の闘う労働者・勤労大衆に根底的な闘う団結を求めている。今求められていることは、組織の違いや政治的思惑や行き違い、そして産別の壁を打ち破る労働者・労働組合の合流であり、勤労大衆との結び付きを作ることだ。多くの人々が英知と実践を通してつくりあげてきた地域における労働組合的あるいは地域住民運動的組織作りから真摯に学び、政治的に幅のある懐の深い根底的な繋がりを大きな糸口として、安倍を本当に打倒できる闘う運動のネットワークを共につくろう」と訴えた。
 次いで10・1に外注化阻止のストライキに立ち上がった動労千葉の繁沢副委員長、被ばく労働拒否で闘う動労水戸の池田執行委員からの発言は、まさに組織の違いや産別の壁をこえる実践的な結集軸として圧倒的に登場した。動労千葉を支援する会・東京北部の別所代表は、「動労千葉の冬季物販を取り組み、闘う労働組合をつくりだそう」と訴えた。
 東京高裁での解雇撤回・職場復帰の全面勝利和解を引っさげて登場した東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本書記長と鈴木善弘会計、支援共闘代表呼びかけ人の花輪不二夫さんは「非正規職でも労働組合を作って闘えば勝てるということを証明した」「戦争は資本を肥え太らせるためのものだ、労働者は団結して戦争を絶対に止めよう」と堂々と報告し、同じ北部地域で鈴コンを支援してきたすべての参加者は感動をもって闘う労働組合の展望への確信を深めた。
 さらに、自治体と郵政現場から、委託化や過労死攻撃に対する闘いの決意が述べられた。「日の丸・君が代」強制と闘う教育労働者からメッセージが寄せられた。
 最後に、反合理化・安全闘争を闘う一陽会労組、介護職場に新たに組合を立ち上げた東京北部ユニオンアミーユ支部、「無実の星野さんを取り戻そう!東京北部の会」からそれぞれ闘いの報告と決意があり、すべての闘いを安倍打倒の11・2全国労働者集会の1万人結集に集めようとの東京北部ユニオン吉崎委員長のまとめで集会を終えた。NAZENいけぶくろが呼びかけたふくしま共同診療所へのカンパは約4万円にのぼった。
 10・3北部集会は、東京北部における本格的な「組織的手がかりを作る」集会となった。その特徴は2つだ。1つは、東京北部地域における闘う労働組合が組織や産別を超えて結集したことだ。この数年の国鉄闘争全国運動や鈴コン支援陣形の前進、百万署名・NAZEN運動などの全てを集約しての画期的な集会陣形と結集が実現された。
 そしてもう1つは、職場地域の発言の先頭に若い仲間が立ち、また青年たちが結集を開始したことだ。7・1情勢において労働組合に結集し闘う青年労働者が「7・1世代」として登場し、そしてその中心軸に動労千葉・動労水戸を先頭にした国鉄闘争が座っているということだ。階級的労働運動と革命的共産主義運動の闘いの歴史である国鉄決戦の地平と青年労働者自らの政治的経験と実践がブルジョアジーと体制内労組幹部による分断と支配の最大の武器であった「労働組合に対する絶望」を打ち破っている。広範な青年労働者が膨大に決起する情勢と11月労働者集会1万人結集の現実性は圧倒的に成熟している。東京北部地域の労働者は、11・2集会1万人結集への圧倒的な進撃へ踏み出した。(S)

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