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ほらぐち候補を区議会へ 阿佐ケ谷再開発白紙撤回を 安倍・田中区政を打ち倒そう

杉並区議会議員選挙が告示された4月14日朝、ほらぐちともこ選挙事務所で出陣式が行われ、正午にはJR西荻窪駅前でほらぐち候補が第一声を発した。出陣式には、都政を革新する会の長谷川英憲元都議、北島邦彦元杉並区議、国鉄千葉動力車労働組合の田中康宏委員長、三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、広島・安芸太田町議会議員の大江厚子さん、弁護士の高山俊吉さん、高円寺在住の武田崇元さん、沖縄から支援に駆けつけた青年が次々とほらぐち必勝への思いを語った。西荻窪駅前でのほらぐち候補の演説を紹介します。(編集局)
●戦争も貧困もない社会を

ほらぐちともこ(30歳・新人)1988年生まれ。宮城県出身。2003年、中学生の時にイラク反戦デモに参加。法政大学で全学連として活動。杉並で改憲・戦争反対と阿佐ヶ谷再開発撤回の先頭で奮闘中。都政を革新する会

本日、杉並区議会議員選挙に立候補しました、30歳・新人のほらぐちともこです。この杉並から、働く人たちが人間らしく生きられる社会を実現したい。私はそういう思いで出馬を決意しました。
今、働く人たちの半数近くが非正規雇用にされ、特に私と同世代の働く女性の4割が、年収200万円にも満たないワーキングプアと言われています。自民党・安倍政権のもとで、憲法の改悪や戦争に向かう流れが加速する一方で、子どもたちのために必要な教育予算が大幅に削られ、高齢者の医療や介護、年金もどんどん切り捨てられています。多くの若者がブラック企業のもとで使い捨てにされ、過労死や過労自殺が相次いでいます。こんな社会や政治のあり方は根本的に間違っています。
今こそ働く人たちが声を上げ、社会を変えていくために団結して行動を起こす時だと思います。とりわけその先頭で若者や女性が立ち上がることが求められています。そのような新しい時代を、私自身が区議会に乗り込んでいくことで、みなさんと一緒に切り開きたいと思います。
この杉並区では今、「杉並丸ごと民営化」を進める田中良区長のもとで、児童館の全廃や保育園の全面的な民営化が狙われています。絶対に許せません。民営化によって民間企業が運営することになった保育園では、低賃金や劣悪な労働条件によって保育士さんが次々と退職に追い込まれたり、子どもたちにまともな給食が与えられなかったりといった深刻な問題が多発しています。
私は、このような民営化を推進する田中区政と真っ向から対決して、保護者や地域住民のみなさんとともに児童館を守りぬき、公立保育園の増設、そして保育士さんたちが安心して働ける労働環境を実現するために全力で闘います。
●街を壊す再開発許さない

改憲阻止!ほらぐちさんと共に
「安倍政権が狙う改憲・戦争を許しません。私たちと一緒に声をあげましょう!」。多くの杉並区民と全国から駆けつけた支援者がほらぐち候補の立候補第一声にうなずいた(4月14日 西荻窪駅前)

さらに今、田中区長のもとで、とんでもない再開発計画が進められているのをご存知でしょうか。JR阿佐ケ谷駅の近くにある杉並第一小学校を移転して、そこに大規模な商業施設を建てる計画です。区民の共有財産である駅前の一等地を民間企業に勝手に売却し、多くの区民に愛されてきた街を壊す暴挙です。巨大な商業施設ができれば周辺の商店街は軒並みつぶされることになります。同様の再開発計画は、この西荻窪駅の南側でも計画されています。
そして重大なことは、小学校の移転先として河北総合病院の跡地が予定されていることです。戦前から続く病院であり、医療廃棄物による深刻な土壌汚染が指摘されている場所です。こんな場所に子どもを通わせていいのかと多くの住民から声が上がっています。住民の暮らしや子どもたちの命よりも、ほんの一握りの大企業の金もうけを優先する、このような再開発の強行は絶対に許せません。
杉並区では、かつて高円寺駅前の再開発計画が持ち上がりましたが、これを住民の圧倒的な反対の声で中止に追い込み、それ以来、住民の力で街を守ってきました。田中区長は阿佐ケ谷を突破口に、これまで進められなかった再開発を一気に推し進めようとしているのです。これを止める力は、地域住民の団結の中にこそあります。私は、田中区政に対する住民のみなさんの怒りの声を集め、区議会の中で再開発絶対反対を貫き、田中区長を徹底的に追及します。そして住民のみなさんとともに大きな反対運動を巻き起こして、この再開発計画を必ず白紙撤回させる決意です。
私は、政治や社会を変える力は労働者民衆の中にこそあると確信しています。今、安倍政権や一部の政治家・官僚たちが政治を牛耳っていますが、社会の主人公は労働者です。だからこそ、労働者が誇りをもって生きられる社会でなければおかしいと思います。今の日本のように、働く人たちが大切にされない社会に未来があるでしょうか。こんな社会を変えるために、私は先頭に立って声を上げていきます。
安倍政権が狙う改憲・戦争を絶対に許さない。そして若者や子どもたちが安心して暮らせる社会、差別や抑圧のない社会を次の世代に残すためにも、ぜひみなさん、私と一緒に今の政治を変えましょう。職場や地域から団結をよみがえらせ、ともに声を上げましょう。そしてみなさんの力で、私を区議会に送り込んでください。

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