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香港デモ カタルーニャと連帯 世界揺るがし新段階に

 同日にバルセロナでは35万人のデモ

香港の闘いは国際連帯を掲げていっそう発展している。スペイン・カタルーニャから駆けつけた労働者・学生と共に「香港カタルーニャ人権自由集会」も開催された(10月24日 香港)

10月27日、香港市内の梳士巴利花園(ソールズベリーガーデン)で「警察の暴力を追及し、イスラム教徒と連帯し、民衆を守り、記者とともに進む」集会とデモが行われた。午後3時に数千人の労働者・学生が続々とこの集会場に入るや、警察はただちに催涙弾を撃ち出し、集まった民衆を蹴散らそうとした。この暴挙に対し労働者・学生はただちにデモに立ち、終日警察と激突し闘い抜いた。
また前日の26日夜には、「人権を尊重し、警察権力を抑制する」医療労働者の集会が中環にある遮打花園 (チャーターガーデン) で開催され、1万人を超える労働者が結集し、デモを闘っている。この日も警察の激しい弾圧との激突の中でのデモとなった。

医療関係労働者が開催した「人権を尊重し 警察権力を抑制する」集会とデモ(10月26日)

27日の集会のスローガンに「イスラム教徒」とあるのは、20日の大実力デモの時に警察が青色に着色した放水を乱散し、モスクに損害を与え、イスラム教徒を侮蔑したことが背景にある。イスラム教徒は警察の暴力に怒っており、香港の労働者・学生は、彼らと連帯して闘っていくという決意の表明である。
実際に、香港の国際連帯の闘いは確実に新しい段階に入っている。何よりも、カタルーニャ独立運動との連帯が一挙に進んでいることである。カタルーニャのバルセロナでは同じ27日に、独立派への弾圧に抗議する35万人のデモが闘われている。先週の18日には50万人デモが行われ、サグラダ・ファミリア大聖堂への道が封鎖された。
「人々は今こそ、通りに繰り出すべきだ。すべての抵抗はそこから始まる。香港を見るべきだ」とバルセロナのデモ参加者は語り、「水になれ」という香港の闘争戦術が学ばれている。10月24日には「香港カタルーニャ人権自由集会」が同時刻に香港とカタルーニャで開催され、香港の集会にカタルーニャの労働者学生が参加して闘っている。
 スターリン主義は革命の波及に恐怖
中国の王毅外相は「香港で起きている暴力が、他の場所でも模倣されている」と語り、人民日報は「香港のデモ隊は、思いがけない方法で世界に革命を輸出している」と言及するに至っている。中国スターリン主義は、香港で起きている「革命」が世界に波及していることに自分の死を見ておののいているのである。
まさに香港の闘いは、国際連帯の新しい段階への突入を示しているのだ。
11月3日は日本では全国労働者総決起集会だが、その前日の2日に香港ではビクトリアパークで「援助を求める国際集会」が開催される。まさに時代は労働者の国際連帯、プロレタリア世界革命の時代に入ったのだ。11月3日の集会を、香港の労働者学生との連帯をかけて成功させよう!

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