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ロシア、鉄道運転士の独立組合が24時間スト

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 4月28日(月)、ロシアの首都モスクワの鉄道運転士の独立組合が賃上げを要求して24時間ストライキに決起し、数百本の列車を運休あるいは大幅遅延に追い込んだ。運転士120人が月曜日早朝の始業時から1日ストを貫徹した。公共交通のストライキは首都モスクワでは2002年以来のことだ。 ロシアでは高度経済成長に伴い、激しいインフレが労働者人民の生活を襲っている。このため小規模ながらも各地でストライキの波が発生している。このなかで鉄道ストが闘われた。
写真=賃上げストライキに決起した鉄道運転士たち(4月28日 クルスキー駅前)


 運転士たちは月額3万ルーブル(1300?=約13万円)の現在の賃金を6万ルーブル(2500?=約25万円)に倍増せよと要求している。3万ルーブルでは家族もちは半月も生活できない(独立労組のセルゲイ・リニョフ委員長)。モスクワは世界一物価が高い首都なのだ。
 ストライキは、特殊治安警察機動隊オモンの将校たちによる監視や恫喝、ロシア鉄道会社による「違法スト」告訴攻撃を突破して貫徹された(昨年11月、独立鉄道労組は、会社側の「違法スト」告訴攻撃を受けてストを回避したが)。しかも、独立鉄道労組は、最大のライバルである公認の鉄道労働組合(100万人を超す全国組織)のプーチン体制への屈服をのりこえてストライキに立ち上がっている。(H)

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