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運転士登用差別事件、動労水戸が最高裁判決で完全勝利

 最高裁(第1小法廷、櫻井龍子裁判長)は12月18日、動労水戸組合員に対する運転士登用差別事件について、JR東日本の上告を棄却する決定を出した。この決定によって、本年2月27日に出された控訴審判決が確定した。動労水戸の完全勝利だ!


 動労水戸の石井真一委員長はこの決定について、「会社に対して大きな打撃を与えた勝利。JR発足以来の動労水戸つぶしの攻撃を打ち破った。当該の仲間は運転士の免許をとってから21年ですから感慨深いですよね。4者4団体路線のもと、1047名解雇撤回闘争の屈服的和解にのめり込んでいる人たちにも『原則を貫いて闘えば勝利できる』と声を大にして訴えたい。この勝利は組織拡大への決定的なステップになります。運転士登用差別を受けていた当該組合員は13人。この決定を会社に実行させる闘いに入ります」と述べた。
【運転士登用差別事件】JR東日本は、動労水戸の組合員13人が国鉄時代に運転士の資格試験に合格していたにもかかわらず、動労水戸の組合員であるというだけの理由でJRになってからも引き続き運転士に登用してこなかった。この20年以上にわたる組合差別の不当労働行為をめぐっては、茨城県労働委員会も中央労働委員会もその事実を認定し、JR東日本に運転士への登用を命じた。これを不服としたJR東日本が命令の取り消しを求めて起こした行政訴訟も、昨年9月には組合が勝利判決をかちとった。2月27日には、東京高裁が1審判決を全面的に支持し、会社側の控訴を棄却していた。

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