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再処理・核燃ぶっつぶせ! 4月4日、青森で怒りの反核燃闘争

 青森県と全国の労働者人民にとって絶対に忘れることのできない1985年4月9日。この日、北村県知事は機動隊を導入して県議会全員協議会で六ケ所村への核燃サイクル施設受け入れの決定を強行した。この県民無視の暴挙に対し毎年、核燃白紙撤回を掲げて怒りの集会が地元青森で開かれてきた。24年目の今年、4月4日の青森市での「反核燃の日」全国市民集会には全国から反核団体が結集、再処理・核燃の廃絶へむけ闘いの一層の強化を打ち固めた。


 集会では台湾で反核運動を闘っている李秀容さんが講演。原発は「人類にとって夢の施設」「安い・安全・クリーン」を叫んで原発建設・稼働を強行する国民党政権を糾弾し、原爆製造と直結する原発でのプルトニウム生産は「世界にとって極めて脅威」と指摘。「台湾人民は最後まで奮起し抵抗する」という断固とした決意を表明した。続いて六ケ所再処理工場からの海への放射能垂れ流しに反対する岩手・宮城、5月大間原発着工攻撃と闘う函館、玄海原発でのプルサーマル計画に反対する九州などの各団体が闘いを報告。地元青森からは核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会などが、ガラス固化体試験失敗や高レベル廃液漏れなど事故続出の再処理工場の破産的状況を明らかにし、今こそ核燃サイクルを中止へ追い込もうと訴えた。柏崎刈羽原発運転再開攻撃に対する東電本社抗議行動に参加した8・6広島-8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会も、闘う靑森の労働者との熱い連帯を込めて発言。北朝鮮の「人工衛星打ち上げ」がけたたましく取り上げられるなかでの自治体の動員、米軍のXバンドレーダーや三沢基地そして自衛隊のPAC3配備などの臨戦態勢、六ケ所再処理工場での警戒態勢…。北朝鮮の「核・ミサイル」問題を口実に核先制攻撃としての米日韓による北朝鮮への侵略戦争情勢が新段階に突入したこと、自衛隊の核武装化の衝動を激しく募らせる日帝が核兵器のプルトニウム生産の要をなす再処理工場・「もんじゅ」を事故の危険を省みず動かそうとますます躍起になっていることを暴き、日本の核武装を絶対に阻もうとアピールした。午後からは東北をはじめ全国から集まった自治労・日教組・交通などの労働組合の反核燃集会に合流。「がんばろう!」という通りすがりの車からの声援をも受けながら、「再処理・核燃をぶっぶそう!」を叫んで靑森市内をデモ行進した。
(k・k)

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