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北朝鮮への戦争を労働者は許さない! 岡山駅前で街宣

 6月6日夕刻、JR岡山駅前で、百万人署名運動・岡山県連絡会の仲間7人は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する制裁決議を国連安保理で成立させようと、いま必死で奔走している日帝・麻生政権を弾劾する街頭宣伝活動を行った。県連絡会代表がマイクを手にとり、「イラクがアメリカに攻め滅ぼされるのをみて、北朝鮮は核実験に踏み切った。日米は国連に制裁決議を出させ、北朝鮮がそれを守らないとして、さらに厳しい制裁を科す。こういうやり方で北朝鮮を追い詰めている。行き着く先は戦争だ!」と訴えた。


 臨検は、武力衝突から戦争に突入する。金融制裁は、朝鮮の貧しい労働者をさらに苦しめる。北朝鮮スターリン主義の核実験は労働者にとって許されることではない(世界の労働者が手をつないで団結してこそ、帝国主義戦争も防げる)。けれども、北朝鮮との戦争を望んでいるのは日帝・麻生政権の方だ。
 4月の人工衛星発射に対し、麻生政権がアメリカ・オバマよりも好戦的になって迎撃と制裁を煽ったあげく、国連安保理に(非難)議長声明を出させたことが今回、核実験強行の引き金となった。麻生政権は人工衛星発射を「ミサイル発射」であると言い続けるなど「北朝鮮脅威」を煽り続け、NHKにもっと拉致問題を取り上げるよう指示し、労働者階級の間に反北朝鮮感情、排外主義を吹き込もうとしている。自民党からは「敵」基地への先制攻撃が許されるという声さえ公然と出てきている。
 「イラクと違って、北朝鮮には石油が無いからアメリカも戦争まではしないだろう」というのはちがう。北朝鮮には世界的にも有数のレアメタルの資源がある(植民地時代に朝鮮総督府が開発しようとした)。レアメタル利権の奪いあいから帝国主義戦争が起こされる可能性は高い。
 体制内勢力は、相手が「悪い国」だったら、戦争に反対の声を上げない。労働者は「敵」国がだれであれ、(無条件に!)戦争に反対する。労働者の敵は「北朝鮮」ではなく、大勢の労働者に首切りを行なう「権利」を、資本家に保障している日本の政府だ! 6月の決戦勝利を勝ち取ろう!(マスカットユニオン執行委員・物理重久)

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