千葉県三里塚集会、10・11への総決起を誓う
9月26日、千葉市のDC会館で「市東さんの農地強奪を許すな/9・26千葉県三里塚集会」が開かれ、会場からあふれる260人の参加者の熱気で10・11三里塚への総決起を誓い合った。
冒頭にビデオ「三里塚・大地の乱」が上映され、実力闘争の歴史の激しさに一同が息をのんだ。
出版労働者連帯会議の三角忠さんが連帯のあいさつに立ち、故戸村一作委員長の「農民のコミューンとしての三里塚」論を紹介し、闘争原則を貫く闘いの意義を強調した。
三里塚とともに闘う農民は、日本農業のおかれている現状の一端を報告し、「三里塚の勝利なくしては農民の未来はない」と訴えた。
大きな拍手に迎えられて三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが発言に立った。北原さんは、日本共産党の敵対をはねのけて反対同盟が全学連を共闘団体として迎え入れた経緯を語り、「若い者の未来のために闘うことは私たちの責任。一丸となって国の方向を決める時が来た」と勝利への意欲を語った。
伊藤さんは、動労千葉ジェット闘争支援で津田沼電車区に駆けつけた時の感動を語り、労農同盟のさらなる深化を訴えた。宮本さんは市東さんの農地を守るためにともに闘う決意を表した。
動労千葉の田中康宏委員長のアピールは、三里塚闘争の今日的な意義を全面的に明らかにするものとなった。「暴力的軍事空港建設に対し血を流して43年も闘って今も屈服しない。こんな闘争は世界にもほかにない。77年12月の強力順法闘争から本格的に始まるジェット燃料輸送阻止闘争は、労農連帯を貫き、労働運動を変質させる攻撃を打ち破る闘いだった。今同じことが問われている。1047名闘争をどう持続させるのか。原則を譲らないことだ。現闘本部、市東さんの農地をめぐる攻防など正念場を迎えた三里塚と一体で国鉄闘争、派遣法撤廃を闘おう。千葉の若い仲間を先頭に10・11三里塚へ。11・1全国労働者総決起集会1万人結集へ!」
青年医療労働者のカンパアピールに続き、動労千葉争議団の中村仁さん、国労OBの飯島幸雄さん、動労千葉を支援する会事務局長の山本弘行さん、三里塚現闘、全学連の坂野陽平委員長代行、百万人署名運動千葉県連絡会、千葉・星野文昭さんを取り戻す会、千葉労組交流センター、自治体労働者、医療労働者、千葉合同労組が次々と決意表明に立った。
動労千葉の長田敏之書記長がスト・アピールを行った。「幕張支部の副支部長、支部書記長に対する派出検査への異動攻撃に対して、10月1日に、幕張車両センターの全組合員を対象としたストライキを行うことを決定した。安全無視のJR当局に怒りの反撃をたたきつける」。この熱い闘いの呼びかけに会場全体が沸き立った。
最後に司会の青年医療労働者の音頭で団結ガンバローを三唱し、10・1スト―10・11三里塚―10・20市東さん農地裁判―11・1労働者集会の連続した過程を全力で闘いぬくことを確認した。(TN)
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