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広島連帯ユニオンNTT関連支部I君がストライキ

 広島におけるNTT資本による派遣切り解雇攻撃に対し、9月30日、広島連帯ユニオンNTT関連支部に所属するI君がストライキに決起した。連帯ユニオンの組合員をはじめ40人の仲間が支援にかけつけ、職場前スト集会とデモをやりぬいた。9・30NTT派遣切り粉砕ストライキとデモは10・1の動労千葉ストと連帯し、11月1万決起の号砲となるたたかいとしてたたかいぬかれた。


 8月24日、NTT基町ビルにおいて突然、9月末での部署廃止・外部委託化が発表され、20名の非正規労働者が雇い止めとなることが発表された。派遣社員は次の仕事もなく、完全な派遣切りだ。しかも廃止されるのは広島連帯ユニオン・NTT関連支部の拠点職場だ。大恐慌下、連合が政権与党となってクビ切り・賃下げを強行するために職場の団結破壊を目的とした攻撃そのものだ。絶対許せない。 広島連帯ユニオン・NTT関連支部と広島県労組交流センター電通部会は正規・非正規を貫く固い団結のもと約1ヶ月間広島市内の全NTT職場へのべ5000枚のビラまきを行い、職場の労働者を組織してたたかいぬいてきた。国鉄1047名解雇撤回、道州制・民営化粉砕のたたかいと一体で、「NTTによる派遣切りを許すな」「クビ切り許すな、仕事よこせ」「派遣法撤廃」「非正規職撤廃」を掲げ、職場の怒りとむすびついて1ヶ月間徹底的にたたかってきた。
 派遣元のテルウェルは「紹介できる次の仕事はない」といいながらインターネットで急募の求人をかけるというふざけきった対応に出たため、職場の怒りに火がついた。このなかで正規・非正規の壁をこえ、職場の労働者のさまざまな決起が生み出された。「国鉄1047名解雇撤回! 11月集会へ」をかかげた9・19広島労働者総決起集会には、新しい仲間も参加し、その中で11月集会への結集も生み出されている。
 9月30日は勤務最終日のストライキ決起だ。朝の門前ビラまき終了後、I君がハチマキ・ゼッケンで2階の職場に突入。朝礼を完全に制圧して約100名の職場の労働者全体に「部署廃止・外部委託絶対反対!」「クビ切りは人殺しだ。派遣切り、首切りを絶対に許さない。仕事をよこせ」「団結しよう! 職場に闘う労働組合をつくりだそう!」と訴えた。職場の全員が起立して真剣に聞いてくれている。管理者は弱々しく「業務に関係ないことを言うな」というばかりでまったく手が出せない。その後、職制と対峙しつつ職場の全員に「ストライキ決行中!」のビラを配布。8階の社長(=支店長)室前で「派遣切り解雇許さんぞ!」のシュプレヒコールをたたきつけた。
 昼休みはNTT基町ビルを包囲するデモに決起。職場の仲間や支援の労働者40名でデモを貫徹。「NTTの派遣切りを許さないぞ!」「派遣法撤廃!」「国鉄1047名闘争とともににたたかうぞ!」のコールが昼休みの繁華街に鳴り響いた。沿道からは高校生や労働者が手を振る。デモがNTTビルに帰ってくると職場の仲間が手を振っている。
 デモの最後にI君が「全国で派遣切りの嵐が吹き荒れる中、労働者の怒りは地に満ちている。自民党を打倒したのはこの怒りだ。NTT労組幹部は今回の派遣切りを容認しその先兵となった。これが民主党・連合政権の正体だ。11月1万人結集こそが労働者階級の回答だ。職場に闘う労働組合をよみがえらせよう」と訴えた。16時半には職場に復帰。再度終礼を制圧してアジテーション。解雇撤回まで闘い抜くことを宣言した。職場の仲間は皆「よくやったねえ」と明るい顔。反動管理者どもだけが憔悴しきっている。大勝利だ。
この力をバネに11月1万人結集を勝ち取ろう!(広島 M)
YouTubeにテレビ報道の動画があります。

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