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道州制と辺野古新基地建設進める松沢県知事打倒! 神奈川労働者は闘う!

 11月18日、神奈川労組交流センター、婦人民主クラブ全国協議会、ス労自主、百万人署名運動神奈川県連絡会、合同労組かながわの5団体が、神奈川県知事松沢に対する弾劾と打倒を訴える闘いに立った。松沢は11月5日(日本時間6日)、渉外知事会の会長として訪米した際の講演で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について「県外・国外への移設は不可能であり、現行のキャンプ・シュワブ(名護市)沿岸部への移設計画を実施すべき」と発言した。これは、命がけで辺野古新基地建設を阻止し続けてきた闘いを圧殺し、何がなんでも基地建設を強行するという宣言だ。

 松沢のアメリカでの講演の意図ははっきりしている。日本帝国主義の唯一の延命策であるアジア勢力圏化のために道州制と戦争国家化が必要であり、そのためには沖縄の反基地闘争をつぶし、労働組合を破壊しようというのだ。鳩山が「過去の日米合意は前提としない」などと言っているのは、沖縄の怒りに追い詰められながらも、それを対米対抗政治に利用し、独自のアジア勢力圏化を狙うという反動的な意図のためだ。松沢も民主党・鳩山も、ともに沖縄反基地闘争を圧殺し、アジア勢力圏化に突き進むという点では全く同じだ。絶対に許すわけにはいかない!
 それだけではない。そもそも松沢は「知事選のマニフェストに全国で一番最初に道州制導入を明記した」と豪語し、7月には経済団体に道州制推進の申し入れを行っている。また、「地方自治の活性化のためには改憲が必要だ」と吹聴して回り、神奈川においても座間基地への米軍第一軍団司令部移駐や横須賀基地の原子力空母母港化を強行してきた。そして、日産などの大資本に税金を投入する一方で、財政危機を口実に賃金カット・人員削減、民営化・大合理化を強行している。
 私たちは、今年2月に「松沢打倒! 道州制粉砕!」の県庁座り込みとデモを行ったが、11・8沖縄県民大会で示された2万1000人の怒りと結合し、松沢打倒の闘いに立ち上がった。
 朝、松沢打倒と11・27国鉄集会への参加を呼びかける県庁ビラまき行動から始めた。「辺野古基地建設を進める松沢を打倒しよう!」「道州制推進の松沢を打倒しよう!」「民営化に絶対反対で闘おう!」の呼びかけに、「ご苦労さん」「頑張って」の声がかかる。ビラをもらうための列が作られ、あっという間にビラがなくなった。県では「組織改編」と称する民営化と大合理化攻撃の嵐が吹き荒れている。ビラを受け取る表情はみな真剣だ。県職労本部(自治労連所属)も組織改編問題についての組合ニュースをまいていたが、そこには松沢を弾劾する言葉は一言もない。辺野古新基地建設問題についても「県民大会が開かれた」と数行あるのみで松沢発言には全く触れていない。しかし、現場の労働者の中には怒りがあふれている!
 続いて抗議の申し入れ行動に立った。知事室に向かった私たちに対して、秘書が「ここに入るな! あっちへいけ!」と声を張り上げる。「知事はあなたたちのような団体には対応しない」との秘書の発言に怒りが爆発した。「日産や経済団体とはしょっちゅう会合するけれども労働者とは会わないということか!」。徹底弾劾の後、婦民全国協代表の西村綾子さん(相模原市議会議員)と、神奈川労組交流センター副代表が怒りの抗議文を読み上げ、知事の辞任を要求した。秘書と基地対策の担当者は必死に言い訳を並べるが、沖縄の怒り、全労働者の怒りに完全に追い詰められている姿がはっきりした。
 松沢は、かつて民主党の党首選に出たこともある人物だ。アメリカでの発言と、いま松沢が神奈川でやっていることの中に民主党政権の本質が現れている。しかし、現場労働者の決起によって絶対にひっくり返すことができるという手応えをつかむことができた。11・1全国労働者総決起集会で切り開かれた地平をさらに推し進め、労働者の団結で民主党・連合政権打倒、松沢打倒、県労連本部打倒の闘いを徹底的に闘い抜く決意だ。(神奈川・S)

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