沖縄で裁判員制度粉砕に起つ!
12月15日、沖縄で最初の裁判員裁判が開かれるのに対して、「裁判員制度はいらない!大運動」と「とめよう!戦争への道 百万人署名運動」、労組交流センターが猛然と抗議と弾劾の闘いに決起した。午前8時から那覇地裁前に、「裁判員いらなインコ」さんとともに登場し、「ストップ! 裁判員制度 裁判員制度はいらない大運動」の横断幕を広げ、ビラとマイクで裁判所職員や「裁判員候補」とされた人たちへガンガンと訴えた。多くのマスコミ各社・報道陣もわれわれの闘いに注目し、たちまち取材が殺到した。
さらに引き続いて11時からは傍聴人に対してもアピールした。準備したビラは午前中でなくなってしまった。呼び出し状が出された「裁判員候補」75人のうち、実際に出席したのは34人にとどまるなど全国平均を大幅に下回った。制度そのものがすでに破産しているのだ。
午前の闘いに続き、午後6時半からは那覇市内で、「12・15 ストップ!裁判員制度はいらない!沖縄集会」(主催は同集会実行委員会)が40人の参加で開かれた。「裁判員制度はいらない!大運動」の呼びかけ人である高山俊吉弁護士と、沖縄で裁判員制度廃止の闘いの先頭に立つ岡島実弁護士の講演を中心に、熱気にあふれる集会となった。両弁護士は「これは市民参加ではない。動員だ。赤紙と同じだ」と厳しく弾劾し、しかし「勝機はある。一人の拒否をみんなの拒否へ。みんなの拒否で制度廃止へ」と熱烈に訴えた。集会も大成功した。(沖縄・O)
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