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星野同志奪還へ、大阪で再審学習会開く

 12月23日、大阪の東淀川人権文化センターで、「大阪・星野文昭さんを取り戻す会」主催による星野再審学習集会が行われ、80人が参加した。この学習集会は、直前まで同じ会場で行われた関西労組交流センター第20回総会と一体の闘いとしてかちとられた。総会では「無実の星野文昭さんを取り戻すために闘う決議」が採択された。学習会では、11月28日の現地調査と全国集会に参加した青年が司会を行い、全国再審連絡会事務局の金山克巳さんが「第二次再審に勝利し、無実の星野文昭さんを取り戻すために」と題して、写真・図を駆使して1時間あまりの講演を行った。

 内容は大きく3つに分けられる。①1971年11・14渋谷闘争はまったく正義の闘いであった。労働者階級がクビをかけ人生をかけて決起した、人間が人間らしく生きられる社会を求める闘いであった。②星野さんはデモの先頭で闘ったが、「中村巡査殺害」には一切関与していない。終始、「神山町」東十字路にいた。昨年7月の最高裁の特別抗告棄却決定はあらためて確定判決の脆弱性を突き出した。27点の新たな証拠を添えた再審請求書が提出され、星野さんの無実は完全に明らかになった。③星野闘争の3大方針の提起と09年の闘いの前進、6月総会の歴史的成功、続々と上がる労組決議と6つの「救援会」の結成、面会妨害を押し返した闘いなどが、ついに11月27日の「第2次再審請求書」の提出を可能にした。
 そして、新たに発行される再審パンフをもってあらゆる労組・市民団体に入り、学習会を組織し、10万人署名を集めきろうと、具体的な方針を提起。最後に星野さんに年賀状を送ろう、と訴えた。
 集会では、11月に新規面会を実現した志賀実さん、常に大阪・西郡の闘いに励まされているという星野さんとの面会を一日でも早く実現しようと手紙を書き続ける西郡支部の仲間が発言した。さらに、全国集会の前に行われた現地調査に参加した仲間は「現場に行って改めて無実を確信した。私は、永田典子さんの闘いを忘れることはない。一日でも早く取り戻そう」と訴えた。大阪からは3月と11月で20人を越える人たちが現地調査に行っている。
 取り戻す会副会長の小久保喜行さんが、星野暁子さんの12月「面会日記」を紹介して、再審カンパの訴えを行い、会場から5万円が寄せられた。
 5・27国労臨大闘争弾圧粉砕の勝利はいよいよ星野奪還の情勢を引き寄せている。星野文昭同志の「陳述書」をもって、職場で地域で学園で、自分が星野になって「再審学習会」を網の目のように組織し、2010年を星野奪還への決定的な年にしよう。(大阪・N)

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