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動労千葉を支援する会・広島が第2回総会を開催

 12月23日、動労千葉を支援する会・広島の第2回総会が開催された。新たな役員体制を確立し、そのもとで動労千葉物販を武器に職場に団結を拡大し、闘う労働組合の拠点をつくりだそうと全参加者が奮い立つ総会となった。動労千葉からは田中康宏委員長が駆けつけ、広島・岡山から集まった65人の仲間を前に、国鉄1047名解雇撤回・検修業務全面外注化阻止の決戦をアピールし、2・13全国労働者総決起集会(東京・代々木公園)への結集を訴えた。

 集会の冒頭、新たに運営委員となった自治体労働者と高陽第一診療所労働組合の仲間からあいさつをうけ、職場での物販拡大の先進的取り組みが紹介された。代表運営委員に就任した全造船三菱広機分会の斉藤俊法さんは、自らの40年余の闘いの歴史を振り返りながら、「昔は国鉄労働運動にはいろいろな党派・勢力がいたが、全部裏切っていった。動労千葉だけが闘い続けている。大失業時代の中でこの意義は大きい」と、代表を引き受けた理由と決意を述べた。「8・6処分」と闘う広教組の倉澤憲司さんは、「外注化阻止の闘いは教育労働者の課題そのものだ。全面外注化阻止の闘いを動労千葉とともに闘う」と述べ、来春「君が代」不起立闘争拡大への決意を表明した。事務局から「物販を武器に職場・地域に動労千葉派の労働運動を拡大しよう」と運動方針が提起された後、同日、羽越線事故弾劾・検修外注化阻止の闘争に起っている動労千葉を支援する会・新潟からの連帯のメッセージが紹介された。
 いよいよ動労千葉からの報告だ。田中委員長は、動労総連合加盟の4組合と動労千葉を支援する会の5者連名で2・13全国労働者総決起集会を開催することを発表し、総決起を呼びかけた。その理由として第一に、国鉄1047名解雇撤回闘争が正念場を迎えていること。第二に、JR東における検修業務の全面外注化は「第二の国鉄分割民営化」であり、全労働者の未来をかけた決戦であること。第三に、動労千葉の反合理化闘争の切り開いてきた意義を明らかにし、この地平をもって全階級的な反撃をつくりだす展望があることを訴えた。そして09年11・1労働者集会の総括をふまえて、職場で日常的に労働運動を実践し団結をつくりだす闘いと、階級全体の力関係をめぐる決戦攻防を同時にやり抜かなければならない、それができるのが「1047名解雇撤回・検修全面外注化阻止」の2・13全国総決起闘争だ、と締めくくった。
 動労西日本から大江照己委員長を先頭に3名の組合員が登壇し国鉄決戦アピールを発した。大江委員長は運転保安闘争に起つ決意を鮮明にした。岡山の組合員は契約社員制度の廃止を訴え、ビラ配布への不当処分を弾劾した。最後に、今年新たに加入した仲間は、1047名解雇撤回・全面外注化阻止を闘うと鮮明な決意を表明した。
 高陽第一診療所労組、広大生協労組、広島連帯ユニオンの草津病院支部とNTT関連支部が次々と発言。社会保険庁1000名分限免職と闘う平口雅明さんは、社保庁解体―日本年金機構発足を許さず、国鉄1047名闘争とともに解雇撤回をつらぬくと、断固闘う決意を明らかにした。全学連は前日22日夜に3名の仲間を保釈奪還したことを報告し、労学共闘で残り5学生を奪還しようと呼びかけた。また、広島星野文昭さんを救う会から第二次再審闘争を動労千葉のように闘う、署名と物販を労組に持ち込もうとのアピールがあった。
 動労千葉を支援する会・広島は、新たな体制のもと、一丸となって物販拡大と階級的労働運動復権へ総力決起し、2・13全国総決起の先頭で闘う!(動労千葉を支援する会・広島)

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