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動労総連合・新潟の結成記念集会 100人の結集で大成功

20150925d-1.JPG 9月19日未明の安倍政権による戦争法案の参院強行採決への怒りが全国で爆発する中、国鉄新潟動力車労働組合(略称:動労総連合・新潟)の結成記念集会が同日、新潟市で開催されました。集会に先立ち、JR新潟支社前で動労総連合・新潟の星野文男委員長が新組合結成をアピールし、真新しい動輪旗をなびかせてデモを行い、「戦争法案強行採決弾劾!ゼネストで安倍を倒そう!」と訴えました。このデモは圧倒的な注目をあび、デモの様子とインタビューが夕方の地元テレビで放映されました。

20150925d-2.JPGゼネスト情勢をたぐり寄せよう
 集会は、県内外から100に及ぶ賛同メッセージが寄せられ、また100人の労働者が結集する中で開催され、新潟県労組交流センターの青年が開会を宣言しました。最初に動労総連合・新潟の星野委員長が、「1957年国鉄新潟闘争が全国に伝播したように、動労総連合・新潟の結成が全国に伝播することを確信している。民主労総の闘いに続き、ゼネスト情勢をたぐり寄せて安倍政権を打倒しよう」と切り出し、国鉄分割・民営化との激闘を振り返り、ついに「動労千葉の6・30最高裁決定は不当労働行為を確定させた。私たちは『国鉄改革に一点の曇りもあってはならない』としてきた葛西や支配階級に『満天の曇り』を強制した」と力強く語りました。そして、「安倍・JRの第2の分割・民営化に対して青年労働者とともにストライキで闘う」と述べ、「異議なし」の声で確認されました。特別報告として、連日の国会闘争に決起した東京北部ユニオンの組合員が「今こそストライキで闘おう」と訴えました。
1人の決起は1人で終わらない
 次に辻川慎一動労水戸副委員長が記念講演し、まず、シールズの敵対を打ち破って全学連が国会闘争の先頭に立っていると報告しました。そして「戦争法案が通って暗黒の時代の到来のように言う人びとがいるが、今は戦前とはまったく違う。全人民的な戦争反対の闘いの中軸に動労千葉派が存在し、労働運動の力で戦争を止めようという勢力が全国に拡大する中で、戦争の記憶が継承されている。人びとが安倍の戦争に賛成するはずがない」と熱く語りました。また動労千葉や動労水戸の闘いは、「現場の一人ひとりの重要性がわからないJR内の他組合の無力性を証明した」と総括し、動労総連合・新潟がJR労働者全体を獲得する存在であると述べました。そして、動労水戸の被曝労働拒否の闘いについて、「満を持してK544の闘いに入ったことで新たな結集軸となり、地域の拠点形成が進んでいる」と被曝労働と闘う労働組合をつくる展望を語りました。最後に「あらゆる困難を打ち破って決起した一人は周りの人びとの共鳴を必ず得ることができる。だから一人の決起は一人で終わらない。必ずつながりをつくることができる。少数から多数に発展していく」と全参加者を激励しました。
 動労総連合・新潟の全組合員が登壇し、結成に至る経過を杉野彰書記長が報告しました。JR貨物で働く杉野書記長は、動労総連合結成を呼びかけられたときの戸惑いを述べながら、「JR貨物の青年労働者の闘いの方向を示すため」に決断したことを明らかにしました。国労の共産党員からの妨害や敵対を打ち破って大きく飛躍した姿に惜しみない拍手が送られました。さらに、登壇した組合員が組合結成にかけた思いを語り、共感の拍手で確認されました。
 動労千葉争議団の中村仁さん、動労水戸の池田学執行委員と會澤憲一さん、動労福島の橋本光一委員長、動労神奈川の中村幸夫委員長、動労西日本の山田和広書記長、動労総連合・東京結成を準備する仲間が連帯のあいさつを行い、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが動労水戸支援共闘への結集を訴えました。
 地域からは、JP資本によるパワハラとの闘いに正規・非正規の団結で勝利した報告がなされ、地域の医療労働者、新潟地域一般労組の鰕名(えびな)一男委員長がともに闘う決意を明らかにしました。まとめを動労総連合・新潟の青年が行い、職場の同僚が新組合員になった経過を報告しながら決意を語りました。最後に国鉄闘争全国運動・新潟の坂場信雄代表の音頭で団結ガンバローを三唱。
 結成記念集会は、安倍の戦争法案強行採決を迎え撃ち、勝利の道が階級的労働運動と国際連帯にあることを明らかにし、その具体的な実践が開始されていることを示すものとして大成功し、明るさと自信に満ちた出発点を築きました。(新潟・小田剛一)

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