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徳島国鉄集会  星野闘争と労組拠点建設が一体に

20150925e-1.JPG 9月18日、国鉄解雇撤回徳島決起集会が開かれました。くしくも国会攻防のど真ん中です。集会に先立ち街頭宣伝を行いました。
 集会ではまず「2009年サンヨン自動車―最後の決戦」を上映し、ゼネストに向かう民主労総ハンサンギュン委員長らの闘いを共有しました。徳島医療福祉労組の元木智之委員長が力強く基調提起。さらに動労福島結成集会の参加報告が続きました。
 介護現場の徳島医療福祉労組ユーセイ分会は、この日の午前中に行われた労働委員会闘争をはつらつと報告し、広島介護士逮捕事件やアミーユ事故に象徴される介護職場の現実を弾劾しました。原書記長は「6月30日の組合結成通告以来、路線を路線通りにやってきた。小さいけれど断固、日々勝利している。動労福島の橋本光一委員長と同じように、600人の職場にしっかり足をつけて闘いぬきます」とはじけた笑顔で発言しました。

 集会に先立つ街頭宣伝は、階級的労働運動派が街頭を制圧する形で闘われました。サンフランシスコの労働者が自分の街を「ユニオンタウン」(労組の街)と誇るような息吹が、日本中を覆っています。2010年代中期階級決戦の中で、私たちがこの解放感を味わったことの意義は計り知れず、それは労働者階級に大きな自信をもたらします。
 かたや、街頭宣伝で競りあう「4野党共闘」は、みんなの表情を暗くさせています。彼らが決して言えないのは「国鉄闘争の勝利性」です。これに対し、ここぞとばかり青年たちは「職場の戦争反対と国鉄闘争の勝利性」を訴えました。
 自分の手で、職場の全員から集めた国鉄署名の10万筆達成は、青年に生きた確信を与えました。その底力は、まさにこれから発揮されます。「4・9政治和解を突き破った国鉄闘争、これぞわれわれ青年の生きる道です! 希望です」。きっと、動員に来ていた現場労組役員の心にも灯がともったと思います。
 集会は、「恐慌の中の恐慌」で私たち労働者は生きていけない現実と、他方で、安倍政権は崩壊していることを突き出しました。1987年以来、動労千葉は30年間解雇撤回を闘いぬき、人生かけて仲間の団結を守りぬいています。この前人未到の地平は、「団結を総括軸に、新自由主義に絶対反対」の路線こそが「命よりも金」の新自由主義の社会をくつがえす力ある路線であることを示してくれています。
 8・30国会前12万人決起と9・6星野奪還!徳島刑務所デモ、9・10動労福島結成をはさんでの9・13国会前集会とデモ。風雨を突いてまで貫かれた列島縦断の往復ラリーは、強固な団結を打ち固めました。「フランス革命とバスチューユ監獄」の構図と同様、労働者人民の湧き上がる決起こそ、星野さんを奪還する力です。
 JR北海道と同様、JR四国も破綻しています。現場を必死に支えているJRとJR関連の労働者が、資材も人員も不足する中で懸命に安全を守り、誇りをかけて働いています。「ワンマン王国」を自称するJR四国資本は、JR四国労組と結託して現場での合理化を強行しています。動労総連合の奮闘を伝播させ、四国での動労総連合の結成に結び付けます。
 職場に広がる星野闘争の威力は追い風です。警察権力と弾圧をはねのけ闘う全学連に敵対する日本共産党、シールズ、連合幹部の対極で、「沖縄軍事基地反対の渋谷暴動に決起し獄中41年、非転向の星野文昭さん」は、存在そのものがあいまいなものを許しません。それは体制内勢力との路線闘争においてこそ力を発揮します。星野絵画展、カレンダー、『愛と革命』、星野解放歌『ソリダリティ―』を知ってもらうことに大きな意義があります。
 動労総連合を建設し、11月集会1万人結集からゼネストへ。それを実現する具体的方針として動労千葉の物資販売を圧倒的に推進します。
 集会後、さっそくSNSで闘いの拡散が始まりました。「戦争を阻止できるのは国鉄闘争と一体となって絶対反対で闘う労働組合だ!」
(徳島・A)

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