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全国から6・11国鉄集会へ 韓国鉄道労組とともに戦争阻止を

 国鉄闘争全国運動が呼びかける6・11全国集会は目前に迫った。この集会は戦争と民営化に立ち向かう新たな闘いの出発点だ。
 この集会には、韓国から全国鉄道労組ソウル地方本部のパクソンス本部長とウォンミョンス組織局長が参加する。パククネを打倒した韓国労働者のゼネストの先頭に立ったのは、鉄道労組だ。15年9月27日から実に74日間、鉄道労組は成果年俸制の導入と対決してストライキに立った。この闘いが、100万、200万のパククネ打倒の労働者民衆の総決起を生み出したのだ。
 トランプと安倍は、韓国で始まった革命を圧殺するために、朝鮮半島での戦争に突き進もうとしている。この情勢の中での6・11集会は、日韓労働者が連帯し、戦争を絶対に阻止する闘いだ。

 韓国の労働者階級は、腐敗と利権にまみれつつ労働者を非正規職に突き落としてきたパククネを監獄にたたき込んだ。そのパククネ以上の腐敗をさらけ出しているのが安倍だ。安倍は、森友学園には国有地をただ同然で供与するとともに、子どもたちを戦場に送る戦争教育を押し広げるための拠点にしようとした。加計学園に対しては、巨額の補助金を自治体に支出させた。安倍につながる極右どもが、膨大な利権を安倍から与えられるとともに、戦争国家づくりの最先兵になってきたのだ。
 国鉄分割・民営化以来の新自由主義攻撃によって、地方は「896自治体が消滅」と言われるほどのすさまじい衰退を強いられてきた。その自治体の財政を安倍はとことん食い物にしてきた。
 この現実に対する労働者人民の怒りは煮えたぎっている。この怒りをゼネストという労働者の力ある行動に転化する出発点が6・11集会だ。
 安倍が共謀罪の制定に突進するのは、最大の犯罪行為に手を染めている安倍自身への労働者人民の怒りの決起を、階級的労働運動の圧殺と戦争遂行によって鎮圧するためだ。6・11集会は、午前中の銀座デモとあわせて、共謀罪を絶対阻止する闘いだ。国家権力と30年にわたり対決してきた国鉄闘争の全蓄積をかけて闘えば、共謀罪を粉砕することは絶対にできる。
 6・11集会はまた、JRによる第2の分割・民営化攻撃と対決する決戦陣形を打ち固める闘いだ。JRは、業務を全面的に分社化し、JR本体の労働者に分社への転籍を強いようとたくらんでいる。安倍の「働き方改革」は、JRをモデルケースに、これを全社会に押し広げ、労働者を総非正規職化しようとするものだ。これと全面的に対決する闘いが6・11集会だ。
 同時に6・11集会をもって国鉄1047名解雇撤回闘争はJRと直接に対決し、分割・民営化体制を打ち砕く新たな段階に入る。
 6・11国鉄集会への大結集をかちとろう。

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