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●全学連から高校生のみなさんへ 資本主義終わらせよう 大坂正明さんと共に闘う

全学連救援対策部(法政大学)洞口朋子
20170612c-2.JPG みなさん! 「中核派の大坂正明容疑者を殺人罪で再逮捕」というニュースを見ましたか? 5月18日、警視庁は私たちの仲間Aさんを「公務執行妨害」でデッチあげ逮捕し、6月7日にはAさんを「大坂容疑者である」として「殺人罪」でデッチあげ再逮捕しました。絶対に許せません!
 国家権力は、1971年11月14日の「渋谷暴動闘争」で警察官が死亡したことに対し、星野文昭さんを42年間も獄中に閉じ込め、大坂正明さんを46年にわたって指名手配し続けてきました。しかし星野さんも大坂さんも無実です。物的証拠はゼロ。唯一の「証拠」とされた供述調書は警察・検察のねつ造でした。
  
大坂正明さんは私たちのかけがえのない仲間です。デッチあげで一人の人間の青春も人生も奪う。これは国家犯罪です。渋谷暴動闘争は、米軍の占領が終わってもなお「戦争のための基地」を押しつけられることへの沖縄の怒りに、本土から応える闘いでした。大坂さんや星野さんを含めた全学連は、その決起の先頭に立ちました。「殺人罪」デッチあげを粉砕し、仲間を取り戻そう!

 今、大学生の半数以上が奨学金を借りています。私の後輩は、奨学金を返すためにバイト漬けの日々を送り、心も体もボロボロになって1年で大学を辞めました。私立大の学費は年間約100万円、国立大は約54万円。入学と同時に学生・保護者は貧困に突き落とされ、「奨学金」という名の借金地獄が学生の人生を奪っています。高校卒求人数が激減しているから、学費が高くても大学に行かざるを得ない。「奨学金」「学生の貧困」は、労働者(=保護者)の収入減と重なっています。労働者の貧困が、子ども・女性の貧困に直結しています。奨学金事業を担う日本学生支援機構・運営評議会委員の前原金一は、「放っておいても良い就職はできない。防衛省に頼んで1、2年のインターンシップをやってもらえば就職は良くなる」と言いました。奨学金制度が学生を貧困にたたき落とし、自衛隊に送り込もうとしています。こうした大学・教育のあり方を変えたい思いで、私は仲間とともに学生運動をやっています。
 昨年から「18歳選挙権」が解禁されましたが、高校生も教師も学内での政治活動は禁止され、管理教育が強まっています。大学も同じです。法政大では、政治的ビラをまくことも、戦争反対のデモ・集会もすべて禁止です。この現実に抗議の声を上げた学生は、私も含めて停学・退学処分を受けました。今年4月、東京都庁で働く非正規職の女性労働者が、福島切り捨て(被曝と帰還強制)反対の署名を職場で集めたことを理由に解雇されました。これが小池都知事の正体です。社会を動かす労働者が、低賃金・無権利で使い捨てられるような社会は絶対に間違っています。
 「政治は一握りの政治家がやること」「労働者・学生は何年かに1回投票するだけ」――この現実をひっくり返したい。私たちは東京都議選に出馬する北島くにひこさんとともに、自民党でも民進党でも共産党でもない、労働者の新しい政党をつくることに挑戦します。

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