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●全学連から高校生のみなさんへ 資本主義終わらせよう この国には革命が必要だ

20170612c-1.JPG全学連委員長(法政大学)斎藤郁真
 高校生のみなさん、こんにちは! 私たち全日本学生自治会総連合(全学連)は、日本中の大学で学生運動を取り組んでいる団体です。この社会を変えるためにともに立ち上がることをみなさんに呼びかけます。
 今年1月、国際NGOオックスファムが「『世界で最も富裕な8人』が『最も貧しい36億人(=地球人口の半分)』に匹敵する資産を持っている」と発表しました。日本では「上位40人の金融資産は下位6千万人(=日本人口の半分)のそれに匹敵する」そうです。学校の1クラスの人数の大富豪と、東京都の人口の5倍の人数が持っている資産の合計が同じだというのです。
 日本でも、この5年間で格差が急拡大しました。「景気が悪い」「国に金がない」「消費税を上げなきゃいけない」などの5年間の議論は何だったのか? 安倍政権は、オトモダチに加計やら森友やら学校をつくらせ、国の土地と税金を配り、地方自治体にまで金を出させて私たちの血税を吸い上げています。

20170612c-3.JPG 僕らは生まれる時代を選べない。でも競争を強いられ、「負ければ惨めな人生が待っている」という脅迫を受け続ける。何をするにもお金が必要で、勉強する時間や快適な環境、何もかも経済状況に左右される。圧倒的大多数は、フェアじゃない競争というただのクソゲーを人生にすることを求められる。
 この国が「自由」で「平等」? そう感じられる人はどれほどいるのか。サービス残業を強いられ、賃金が低すぎて残業や複数の仕事をかけもちする労働者の生活20170612c-4.JPGにどれほど自由があるのか。仕事やバイト・授業で忙しい毎日、自分たちのために何もしてくれない政治にどう興味を持てというのか。生きている人間が誇りを持てないのに、国家は誇りを語り、「強い国」のために私たちが受ける理不尽を正当化する。
 この国には今、本当の革命が必要だ。変わるべきは日常であり、私たち自身だ。自分は労働と生活で大変だから「政治をやってくれる政治家が必要」というのはウソだ。逆だ! わずかな金持ち、それと癒着した政治家のやりたい放題で、僕らは日々の生活を大変にされている。
 生まれる時代は選べないが、生き方は選べる。ともにひっくり返そう! 学生自治会や労働組合――古くさく見える方法だけど、団結して個人の限界を超え、奪われた社会の決定権に実力で介入しよう!
 団結を大事にする運動が世界中で盛り上がっています。アメリカの反トランプ運動や韓国のパククネ大統領打倒、それらの運動は国境を越えてつながり、「新たな世界のカタチ」になりつつあります。
 グローバル化という名の世界規模の賃下げ、労働条件悪化、非正規職の増加を背景に生まれた格差の現状は世界共通です。政治は腐敗し、既存の政治潮流は崩壊。ナチスを連想させる「自国第一主義」が再び台頭しています。東京都知事・小池百合子の都民ファーストの会もその一つです。
 全学連は、東京都議会議員選挙(杉並区)で北島くにひこさんを推薦し、労働者民衆の新しい政党を登場させることに挑戦します。ここに学生・若者の希望と未来があります。都議選をきっかけに、多くの仲間と社会への思いを語り合えることを願っています!
写真〕共謀罪阻止へ労組先頭に銀座をデモ

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