団結して闘った衆院選 歴史の前面に登場する時だ 全学連委員長 斎藤いくま
今回の衆議院選挙での「斎藤いくま」への数々の応援、本当にありがとうございました! とんでもない悪天候と寒暖差の中で、私や街宣隊で1人も風邪などひかなかったのは手厚い体制や温かい差し入れのおかげです。みんなが団結して闘いぬいた、いい選挙戦だったということでしょう。しかし、結果は2931票ということで、とても悔しく思います。
今回の選挙では「労働者がこの社会の本当の主人公だ」ということを徹底的に宣伝の軸にすえて訴え、多くの方が熱烈な支持を寄せてくださいました。「周りに勧める」という方と本当に多く出会い、特に青年労働者・学生からの注目を非常に感じました。「前進チャンネル」などインターネットの活用も進み、杉並区をこえて、この社会に怒りを持つ労働者・学生とつながれました。生まれたときから教えられてきた「政治」と、根底的に違う価値観の「政治」を訴えていることを若者ほど感じ取ってくれたのではないか。そう考えています。
しかし、この主張がもっと受け入れられるためには「労働者の力」「団結することの可能性」を労働者民衆がどれほど信じられるか、がやはり大事だということがこの結果に表れていると思います。
労働運動を中心として学生運動や地域に根ざしたさまざまな市民運動の力を私たちが育て、強固な組織と連帯をつくりだすことが必要です。民衆の決定権を議会に明け渡すような運動をのりこえて、私たちの生きる誇りを「金目」だけで生きている連中にたたきつけ、形にしていく力をつけていきましょう。
応援してくださったみなさんには、私たちとともにできることから一つひとつ闘っていくことをあらためて訴えます。
他方、危機的な情勢は切迫しています。朝鮮半島への侵略戦争がいよいよ始まろうとしています。
現在、安倍政権が出している改憲案が立憲民主党代表・枝野が2013年に出した改憲案とほとんど同じである以上、彼らはこの改憲への流れに協力しようとするでしょう。日本共産党も政権入りの下心を出して信念なき妥協をさらに深めるでしょう。
しかし、それは「なんとか安倍政権に対抗したい。戦争政治をやめさせたい」と考えて彼らに投票した人びとを裏切る行為です。
真実を求め、まずは自分を信じて決起する労働者民衆はますます増えます。「過労死」の認定件数が増えているのは、何よりも資本に殺された仲間のために闘う人が増えているということです。連合の分裂はいよいよ深刻な事態に入りました。積み上げられた歴史の教訓・運動の原則を守り、闘いぬいてきた私たちが歴史の前面に登場していくべきときです。
11・5労働者集会―改憲阻止1万人大行進を本当に実現しましょう! 労働者のための社会、歴史の別の選択肢を、私たち自身の姿でつくりだそう。私たちは「選挙のときだけ主人公」じゃないってこと、いっしょに示していきましょう!
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