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鈴コン闘争勝利へ、支援・連帯共闘会議を結成!

s20120717b-1.jpg 7月15日、鈴木コンクリート工業分会闘争支援・連帯共闘会議(以下、共闘会議)の結成が高らかに宣言された。鈴コン分会員と呼びかけ人をはじめ地元の東京北部地域の労働組合、労働者ら260人が東京・赤羽会館に結集した。解雇撤回・非正規職撤廃を闘う熱気に包まれる中、闘う労働組合を復権する非正規職労働者の全国的闘いがいよいよ始まった。
 鈴コン分会は組合つぶしのための雇い止め・解雇に対して解雇撤回・非正規雇用をなくせと闘い抜き、地域に共闘を呼びかけてきた。解雇から7カ月たったこの日、10人の呼びかけ人のもと満を持して結成集会が開かれたのだ。会場には昨年8月に急逝した田口守組合員の解雇撤回の遺志を継ぎ大きな顔写真も掲げられた。 

s20120717b-2.jpg 呼びかけ人で世田谷地区労の花輪不二男さんは主催者あいさつに立ち、「鈴コン分会の闘いは総資本との闘いだ。鈴コン分会の闘いに勝利することによって非正規職労働者の闘いの戦線を拡大し、非正規雇用がまんえんしている不条理な社会を変えていこう。今日はその歴史的な日だ」と共闘会議の意義を鮮明に提起した。そして「新自由主義の矛先をへし折ってやろうじゃないか。必ず勝利しよう」と熱烈な戦闘宣言を発すると、会場は満場の拍手で応えた。
 連帯あいさつでは動労千葉の田中康宏委員長と鈴コン分会闘争弁護団の木下徹郎弁護士が登壇した。田中委員長は鈴コン闘争の「すごさ」が組合分裂工作に負けなかったことにあるとし、「日本の労働組合の歴史が突き破ることができなかった新しい一歩を踏み出そうとしている」とエールを送った。そして動労千葉も6・29判決を武器に解雇撤回の大運動と10・1JR外注化を阻止し非正規化攻撃を止める決意を表明した。木下弁護士は、鈴コン分会の裁判闘争の意義を「非正規雇用を打ち破る闘いであり、労働組合の正当な活動を守る闘いだ。まさに労働運動全体にまたがる闘い」として、本訴でも勝つと意気込んだ。
s20120717b-3.jpg 呼びかけ人からの発言が続いた。全日建運輸連帯労組関生支部の高英男副委員長は「30年前につぶされた関東の生コン産別の闘いを復権させよう。産業別運動を根付かせれば労働者主導の産業に変えられる。まさに革命だ。鈴コン分会にはその先陣を担ってほしい」と期待を込めた。日本近代史研究者の伊藤晃さんは「私たちは新自由主義と闘い抜き、歴史の1ページを刻むだろう」と発言。東京一般労組東京音楽大学分会の高橋浩さんは、鈴コン分会が解雇撤回・非正規職撤廃を正面から掲げ、徹底したオルグと街宣を重ねていく「王道のやり方」に感激して、呼びかけ人になったと明かした。ス労自主の山川博康副委員長は「東京における労組交流センターの新しい挑戦だ」と語った。鈴コン分会と地元が同じ精研労組から諸永政廣委員長が「うちの職場の外注化・非正規職化との闘いに勝つためには鈴コンの闘いが勝利しなければならない」と確信を持って述べた。
 そして呼びかけ人の鎌倉孝夫さん、織田信夫弁護士、前嶋登さんと民主労総KEC支会長のヤンテグンさんからの連帯メッセージが紹介された。
 集会のクライマックスは鈴コン分会の決意表明だ。分会員全員が前に並んだ。それぞれのユニークな発言に、会場が笑顔に包まれる。吉本伸幸分会書記長は「労働組合、ナショナルセンターの枠を越えて団結しよう。そうすればこんな世の中一瞬で変えられる」と述べた。内尾稔分会長は「軸は職場と組合員。労働者だというプライドをもって、俺たちが情勢をつくっていく」と決意を新たにした。
 事務局団体による共闘会議の活動方針が提起され、共闘会議の呼びかけ人・賛同人をさらに広げ、署名・カンパ活動が訴えられた。結成集会後、レセプションが盛大に行われた。青年・学生は翌16日の代々木公園の反原発集会を熱烈に訴えた。解雇撤回・非正規職撤廃へ、いよいよ労働組合の反撃ののろしが上がった。全国の労働者は鈴コン分会とともに闘おう!(東京西部ユニオン・M) 

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