国労5・27弾圧裁判判決、「暴処法」粉砕の大勝利!
11月27日、国労5・27臨大闘争弾圧裁判の判決公判が開かれ、暴処法(暴力行為等処罰法)の適用を完全粉砕するという歴史的勝利をかちとった! 東京地裁刑事第10部(植村稔裁判長)は、向山和光被告を無罪とし、国労組合員の6被告に罰金の判決を下した。検察が求刑した懲役刑(1年~1年6カ月)と、JR資本による「有罪即解雇」の企みは完全に粉砕された。東京地裁は、労働組合・労働運動解体法である暴処法をまったく適用することができず、「共謀」も認定できないところに追い込まれたのだ。大勝利だ!(写真は公判後、地裁前を埋め尽くして勝利を確認する支援者)
これは被告団・弁護団の不屈の闘いが切り開いた巨大な成果だ。旧弁護団を解任し、労働者階級の団結の力のみに依拠して階級裁判として闘いぬく中で、何よりも11・1労働者集会の大結集の力でもぎりとった地平だ。だが東京地裁は、あくまで被告を有罪とするため、刑法の暴行罪を適用して6被告への罰金判決を強行したのだ。富田益行被告に罰金60万円、羽廣憲、東元の各被告に罰金40万円、橘日出夫、原田隆司、小泉伸の各被告に罰金20万円だ。被告団は直ちに控訴し、断固とした追撃の闘いに立った。
同日夕、文京区民センターで開かれた判決報告集会は、暴処法を粉砕した大勝利にわきたとつともに、この弾圧を根本的に粉砕し、国労本部を打倒して国鉄決戦に勝利する熱い思いがみなぎった。富田被告団長は、「われわれは今こそ名実ともに1047名解雇撤回闘争の責任勢力になる。国鉄労働運動の主流派に躍り出よう。今日はその出撃の場だ」と声高らかに宣言した。
国鉄決戦は、1047名解雇撤回、検修業務外注化阻止・JR体制打倒へ、最大の正念場に突入した。不動の決意を固めた被告団とともに、総力でこの決戦を闘おう。12・3JR西日本本社包囲闘争に立とう! 5・27裁判での暴処法弾圧粉砕の勝利に続き、法大裁判の勝利と獄中8学生奪還へ攻め上ろう!(K&S)
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