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JAM日本機械本社工場で第一波スト

s20160321a-2.jpgJAM日本機械工業労働組合は連合の春闘集中回答日の3月16日、大幅賃上げを求め第1波のストライキを貫徹した。「官製春闘」が大破綻する中で、ストなし春闘を打ち破る実力決起だ。9日に回答日を指定していたにもかかわらず、「2月の決算が出ていないから」と無回答を決め込む会社に怒りが爆発し、全組合員の怒りをひとつにした決起となった。
 昼休みの午後0時30分、本社工場の広場に班旗を翻して組合員が整然と結集した。昼休み集会をスト突入集会とし、午後の勤務時間に食い込む30分の時限ストを打ち抜いた。

s20160321a-1.jpg決起集会は那須副委員長の司会で進行、山口書記長がストライキの意義を熱烈に訴えた。JAM東京・千葉の役員を始め精研労組青年部や多摩連帯ユニオンも支援に駆けつけて熱いエールを送った。集会後、戦闘的スクラムデモで構内を席巻し、事務棟前では全組合員の怒りのシュプレヒコールと全執行委員の激しい決意を会社役員どもにたたきつけた。
 日機の賃金制度は歴史的に定期昇給がなく、春闘を闘って大幅賃上げをかちとらなければ賃下げになる構造だ。今では日機の賃金水準は産別平均と比較してもかなり低い。今春闘では、初期回答で4500円という昨年を上回る回答が出されたが、組合はそれに満足せず、その金額を「賃金構造維持分」として協約化することを要求し闘いに入った。
 3月15日には残業・出張拒否闘争を貫徹し、16日にはついに全職場を止めるストライキを貫徹した。日機としては30年ぶりの2年連続のストライキだ。
 「生きさせろ」の要求を貫き闘わなければ、資本の搾取は強まるばかりだ。日機のストライキは国鉄決戦と一体となった階級的労働運動路線を貫徹するものとして意識的に闘いとられた。「官製春闘」を打ち破り、闘う労組拠点の建設へ16春闘をともに闘おう!
(三多摩 労働者・I)

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